Interview01-前島秀さん/エリアデザインスクール1期生
今回は、米子市在住/教諭の前島秀さんにお話を伺いました。
個人で「松江アウトドアクラブ」の代表を務める他、第一回皆生エリアデザインスクール受講生でもある前島さんが皆生温泉に寄せる想いについてお伺いしました。
はじめに、松江アウトドアクラブとはどういった団体なのですか?
こういったインタビューに慣れていないので、よろしくお願します。笑
松江アウトドアクラブは、もともと隠岐で活動している隠岐アウトドアクラブという有志の集まりがあって、そこに遊びにいっているうちにこれを松江でもしたいねってなったのがきっかけで作った一種のサークルです。月に1~2回程度、何かしらしよう!ということで、キャンプに行ったりコテージに行ったり、登山やカヤック、SUPなどもしています。とにかく外で遊ぼう!っていう団体ですね。
エリアデザインスクールの一期生として参加をされましたが、どういった理由で参加されたのですか?
まず、皆生の街がすごく好きなんです。いま勤務している学校が近くにあるということもあり、より皆生に興味を持つようになりました。最初は温泉があるなぁくらいのイメージだったのですが、ちょうど通勤路で通る道なので、見える海がすごく綺麗だなっていうのと、そんな中に松林があったり、プレイパークの芝生があったりととても素敵な場所だなって。そういったことから、デザインスクールに参加する前にもよく遊びに行く場所だったんですよね。
そんな中で、自分がよく行っているコーヒー屋さんのインスタグラムを見て、皆生でイベント出店するって書いてあって。皆生でそんなイベントをしてるんだと驚いて、すごく良いな、と思ったんです。こういうイベントみたいなことを自分もしたい、という気持ちはずっとありました。ちょうどその頃に、たまたまエリアデザインスクールの広告を見て、これは行くしかないなと思い参加を決めました。
すごいですね。理想的な生徒ですね。笑
そうですね、よく言われました。笑 でも、これは行かないとなって思ったんです。内容も座学が三回あって、それを実践に移していくっていう内容だったんですけど、座学もすごい先生がいらっしゃって、これを無料で受けられるということがまずすごいことだなと。皆生がこれからより良いものへと変わっていこうとしていると感じましたね。
座学だけではなく、学んだことや考えたことを実践に移せるっていうのが魅力的でした。皆生のことをもっと知りたいというのもありましたし、これをきっかけになにか皆生に関われるんじゃないかっていう想いがありました。
デザインスクールではどんなことを企画されて実践されたんですか?
11月3日にワクワクかいけというイベントで、実際に自分たちが企画してイベントを実施しました。自分のチームは、松林エリアで、「あそ“火”つくせ!かいけ松林フェス!」というテーマを掲げ、中心に「火」を置く、というコンセプトで実施しました。焚き火を中心に、焼きマシュマロやポップコーン作りをしたり、飲食店を呼んだりしてフェスっぽくしました。まつぼっくりを使ったワークショップや、昔ながらの遊びの「ろくむし」、アコースティックライブで地域のいろいろな方を招いてのライブや、テントサウナもしましたね。
いろいろやりましたね。笑
そうですね、いろんなことをやろうぜって盛り上がって。笑
では、皆生でなにかしたいっていう想いは一回かたちになったわけですね。
そうですね。もともと松江アウトドアクラブを立ち上げてから、なにか自分でイベントをしたいっていう想いがずっとあったので、まずは皆生で一回できたな、という感じです。
皆生温泉のどんなところが好きですか?
海沿いであんなに遊歩道などが整備されていて、人がたくさん動いている温泉街って、全国をみてもそう多くは無いと思うんです。さらに皆生温泉にも様々な歴史があって、なんかこういう自然と文化みたいなものがギュっと詰まっているエリアっていうのはすごく魅力的に感じます。自分はアウトドアが好きですけど、アウトドアもただしたいっていうのではなくて、先に素敵な自然に出会って、その自然の中でなにかしたいっていう流れなんですよね。
なるほど。今後、皆生温泉でなにかチャレンジしてみたいことがありますか?
やっぱりイベントをしたいですね。笑
アウトドアイベントみたいなものをしたくて、今度はもっといろんな人を巻き込んで、皆生温泉の地元の飲食店さんなんかも一緒に、一日中遊べるイベントをしてみたいですね。実はデザインスクールが終わったあとに、その参加者の有志で集まる機会があって。またなにかしたいよねっていうメンバーで皆生の情報交換などをしましたね。せっかくだから一回で終わらせたくないよねって皆で言っています。
自分たちだけが楽しいんじゃなくて、地域の人も観光などで来た人もみんな巻き込んだような形でできるといいなと妄想しています。笑
こういう、街で行うイベントっていうのは地域の人の協力無しではできないことなので、住んでいる人や旅館の従業員さんたちも巻き込んだようなイベントがしてみたいですね。