9月8日(金)に、SUPで松江城から米子城までの試走について、米子市観光センターで報告会が開催されました。

この冒険に挑戦した遠藤翼さんの体験談を通じて、水上からの新たな視点で見た宍道湖・中海・美保湾の風景と、全国的にも珍しい水域について語られました。

SUP:水上からの新たな視点

SUPは、立ってパドルを使って水上を進みます。日常では、陸地から景色を眺め、名所や歴史的な地域を訪れますが、SUPはまさにその逆です。水面からの視点は、普段の陸上からは得られない景色や新しい視点で見渡すことができる貴重な機会です。

【遠藤さんの目線から見る宍道湖・中海・美保湾】

 

日常生活の中で、私たちは慣れ親しんだ目線から世界を観察しています。しかし、時折、その目線を変えることで、想像できない体験や新たな洞察が生まれることがあります。

今回の遠藤さんからの目線に変わることで生まれる体験について探求し、その重要性と豊かさについて考えさせられます。

水上から見る景色は陸上からは得られないものであり、自然と文化を一体化させる地域の観光資源を活用した新たな活動になり得るのかもしれません。

 

歴史と風景が共存する場所

SUPで遠藤さんは、宍道湖・中海・美保湾という貴重な水域を巡る旅に出発しました。このルートは堰に阻まれることなく進むことができ、古代から現代までの歴史的な遺産を感じることができる特別な場所です。SUPの上から見る松江城から米子城までの風景は、まるでタイムトラベルをしているような感覚を味わわせてくれましたと話してくださいました。

上の写真はたまたま通りかかり一部完成していた「松江ウォーターテラス」に寄り、水辺側からもSUPでおしゃべりにちょうど良い高さと奥行きで作られていることを感じた場面です。

両面から触れ合うことができる環境の取組を松江市では行っており、水辺との様々なコラボレーションを実施されていることを知る機会になりました。

 

遠藤翼さんのSUP試走を通じて水上からの新たな視点から、宍道湖、中海、美保湾の素晴らしさを際立たせました。地域観光資源の活用方法についての新しいアイデアを生み出し、水上からの旅行が新たな観光体験になる可能性もあると感じました。今回のSUP試走報告会を通じて、私たちは日常の視点を変え、新しい世界を発見する可能性を追求できることを教えてもらった報告会だったのではないでしょうか。

 

遠藤さんから最後に...

中海をSUPで巡るこの冒険は、堰や制約に阻まれずに進むことができ、古代から現代までのさまざまな歴史を直接肌で感じる機会となりました。このような水域は国内でも稀有な存在であり、SUP旅と報告会を通じて、この地域での新たなアクティビティや地域連携の促進を願っています。

 

日程のハイライト

9月7日(木)

08:00:県立プール跡地隣からSUPで出発。

09:00:カラコロ広場乗船場付近に到着し、200メートル陸送後、休憩。

12:00:松江大橋付近からSUPで出発。

14:00:中海大橋に到着。

9月8日(金)

05:30:中海大橋からSUPで出発。

08:00:弁天島を通過。

11:00:境港側の水路へ。

14:30:粟島神社を通過。

15:30:米子城跡の岸に到着。

今回の様子はYouTubeでご覧いただけます!下のリンクをクリックしてください。
YouTube

 

遠藤さん、「松江城〜米子城の中海40km、10時間のSUP旅」、大変お疲れさまでした。

遠藤さんの体験を通して、間接的な体験を味わうことで、新たな知見となりました。また、改めて、宍道湖、中海、美保湾は、観光資源としてのポテンシャルを秘めており地域の魅力を広める新たな源になるかもしれないと考える機会となりました。

本当にありがとうございました。

 

 

 

「皆生温泉空き物件ツアー&まちあるき」開催と参加募集のお知らせ!

皆生温泉エリア内にある魅力的な物件を巡るツアーが、9月24日(日)に開催します。皆生で出店場所をお探しの方、または皆生の町並みを散策してみたい方々のご参加をお待ちしております。

ツアーガイドは、米子市内で古い建物のリノベーションに携わる、キミトデザインスタジオ代表の吉田輝子さんが務めます。吉田輝子さんは建築とデザインに詳しく、皆生温泉エリアの魅力を存分にご案内いたします。

日時:9月24日(日)15時30分~17時00分
場所:皆生温泉エリア
参加費:無料
定員:10名程度
申込:専用フォーム

申込フォームはこちら↓↓↓

申込フォーム

 

ツアー専用の駐車場は用意されていませんので、近隣の有料パーキングをご利用ください。駐車場を探す際には、「akippa(アキッパ)」という駐車場アプリを使用すると便利です。以下のリンクから、皆生温泉周辺の駐車場情報を確認できます。

akippaの皆生温泉周辺駐車場

皆生温泉エリアの空き物件を巡るこのツアーは、地元の魅力を再発見する絶好の機会です。ぜひ多くの方々のご参加をお待ちしています。

【ぐるぐるかいけのご案内】

皆生温泉の魅力的なまち歩き体験、それが『ぐるぐるかいけ』です。楽しさを追求し、地元の出店者と連携しながら行うこの社会実験は、新たな魅力を発見する場として行っています。これからの3回(9月・11月・1月)は、これまでとは異なる新たなアプローチを試す期間となり、2024年3月には大規模な開催が控えています。最新情報をお見逃しなく!

【9月のテーマ:生産者さんとの繋がり】

9月のぐるぐるかいけでは、「生産者さんと繋がる」をテーマに、少人数事前申込制の特別なルートを歩きながら、試食会形式の飲食を楽しむイベントが開催されます。皆生温泉エリアでの活動に興味がある方、手伝いたい方、または同じようなイベントを考えている方、ぜひご参加ください。

【参加方法】

お申し込みは2つの方法から選べます。

  1. DMからのお申し込み
  2. フォームからのお申し込み(準備中)

【イベント詳細】

  • 日時:9月24日 14:00〜17:00
  • 場所:皆生温泉エリア
  • 会費:2,000円
  • 定員:約10名(加えて、皆生温泉エリアの事業者さまをご招待予定)

お申し込みは以下のリンクから可能です: お申し込みフォーム

ぐるぐるかいけは、皆生の事業者さまや生産者さまと繋がる貴重な機会です。新たな体験と出会いを楽しみながら、地元コミュニティに参加しましょう!

【9月の水一広場】
毎月第一水曜日は「水一(スイッチ)広場」

今回からの水一広場は「スイッチインタビュー」!

皆生に関わるゲストをお招きして公開インタビューを行います!
最初のゲストは、皆生温泉エリアにてBAR Corcovadoを経営し、メルカド皆生の仕掛け人でもある小田さんたちをお迎えして開催いたします!

会場で飲食や交流をしながらお楽しみください!

ホットドッグのWest-Sideさんや丼のDON BAYさんがこの日は17時以降も営業!
おでんのODEN THE GIANTさんは19時からの営業です!

【イベント概要】
日時:9月6日(水)17:00~20:00
会場:メルカド皆生(旧皆生温泉横丁きないや跡地)皆生温泉3丁目2-7
参加費:無料(キャッシュオンで飲食あり)

【皆生温泉エリア】9月のイベント情報!

「水一(スイッチ)広場」

今回からの水一広場は「スイッチインタビュー」!

皆生に関わるゲストをお招きして公開インタビューを行います!
最初のゲストは、皆生温泉エリアにてBAR Corcovadoを経営し、メルカド皆生の仕掛け人でもある小田さんたちをお迎えして開催いたします!

会場で飲食や交流をしながらお楽しみください!

ホットドッグのWest-Sideさんや丼のDON BAYさんがこの日は17時以降も営業!
おでんのODEN THE GIANTさんは19時からの営業です!

【イベント概要】
日時:9月6日(水)17:00~20:00
会場:メルカド皆生(旧皆生温泉横丁きないや跡地)皆生温泉3丁目2-7
参加費:無料(キャッシュオンで飲食あり)

 

「SUPで試走!松江城〜米子城報告会開催」

栃木から!SUPを通して、自然を感じまくっておられる遠藤翼さんが、松江城〜米子城SUP試走をされます。

宍道湖・中海・美保湾は、全国的にも珍しい堰の無い今もなお力強く!つながっている水路です。その利点をますます活かす!チャレンジ企画です。

日時:9月8 日(金)18:30~20:00
場所:米子市観光センター

 

「おためしかいけ」

もともとは実験的な取り組みとして始まったぐるぐるかいけ。もう少し、実験できることはあるのでは?ということから、色々なことを「試してみる」おためしかいけを始めます!

日時:9月24日(日) 14:00~17:00

場所:皆生温泉エリア
*詳しい情報はSNSで発信します!

 

 

「皆生温泉空き物件ツアー&まちあるき」

皆生温泉エリア内にある”気になる物件”をめぐるツアーを開催します。皆生で出店場所を探している方、皆生の町が好きで、街歩きをしてみたい方などなどのご参加をお待ちしています!

日時:9月24日(日)15時30分~17時00分
場所:皆生温泉エリア
参加費:無料
定員:10名程度
申込:専用フォーム
お申し込みはこちらから→ 空き物件ツアー申込フォーム

 

今月も皆生温泉エリアでは、様々なイベントを開催します!
最新の情報はSNSで発信しますので、お見逃しなく。

たくさんの方のご参加をお待ちしております!!

カイケエリアデザインスクール2023開講

1. スクールのテーマ

地域に開かれた皆生温泉街を目指す取り組みとして、昨年に引き続き「カイケエリアデザインスクール」を開講します。今年のテーマは「おみせ」「ものづくり」「カメライター」「ガイド」の4つ。複数回の講座や単発参加が可能で、一部の講座には学割もあります。学生さんもぜひ!!
スクールでは、「きく・はなす」「つくる・ためす」「つかう・なおす」という3つのステップで学びます。皆生のまちの楽しみ方を学ぶこの機会にご参加ください!

2. スクールの概要

スクールでは、「きく・はなす」「つくる・ためす」「つかう・なおす」というサイクルを回して学びます

  • きく・はなす: 先輩たちを囲んで話を聞き、考え、各テーマの肝を探ります。
  • つくる・ためす: 手を動かしてワークショップを通じて実践的な学びを行います。
  • つかう・なおす: 実際にまちで活用し、経験を振り返り、次のステップに繋げます。

3. テーマごとの講座詳細

「おみせ」テーマ 講座1: おみせをするって何だろう?

皆生のイベント等で出店を目指す方や、ミニ屋台を持ってまちを楽しむ人を募集します。この講座では、お医者さんが屋台を出す孫大輔さんや、本屋を自分でつくったモリテツヤさん、一人一屋台を提唱するカモメ・ラボの今村謙人さんの経験を通じて、「おみせ」に関するさまざまなアプローチを学びます。

  • 日程: 9/24(日)10:30-12:00
  • 会場: 米子市観光センター
  • 受講料: 1,000円(学生は500円、中学生以下無料)
  • 定員: 10名程
  • 申込: 申し込みフォーム

オススメしたい方
・いつかはお店をはじめてみたい
・孫さん、モリさん、今村さんの話を聞いてみたい
・「まちづくり」「屋台」「皆生温泉」に興味あり

 

「おみせ」テーマ 講座2: マイ屋台をつくってみる

カモメ・ラボの今村謙人さんが講師を務めます。工具を使うのが初めてでも、子どもでも参加可能。自分だけの屋台を持つことでまちの見方が変わる体験をしませんか?

  • 日程: 9/24(日)13:30-15:30
  • 会場: 米子市観光センター
  • 受講料: 3,000円(材料費込み)
  • 定員: 10名程
  • 申込: 申し込みフォーム

オススメしたい方
・子どもに「屋台」の経験をさせてみたい
・工作が好き
・「まちづくり」「皆生温泉」に興味あり

この秋、皆生温泉で「カイケエリアデザインスクール」に参加して、地域の楽しみ方を学んでみませんか?お申し込みお待ちしています!

[カイケを動かす人:vol4]

皆生温泉エリアの一角に、行列ができるお店を展開し、新たな流れを創出したオーナー・安井丈晴さん。かつてのサラリーマンからの転身、現在は纏とかまくらという新しいコンセプトを通じて、地域との深い結びつきを築いています。今回、安井さんにその背景や思いを伺いました。

インタビュー:「纏(まとい)/かまくら オーナー・安井丈晴さん」

「皆生温泉エリアで新たな流れを創出― 纏(まとい)とかまくらの魅力に迫る

インタビュアー:はじめまして。色々と質問をさせていただきながら、安井さんのことを教えてもらいたいと思います。よろしくお願いします!

Q: 安井さん、まず最初に、ご自身について教えていただけますか?

安井さん: はい、もちろんです。私はもともと関西でサラリーマンをしていました。自然や海が大好きで、サーフィンをすることが私の癒しでした。その想いから、海の近くで暮らしたいと思い、転勤願いを出し、約6年前に鳥取県へと転勤してきました。

*米子から眺める美しい海の写真を安井さんからいただきました。この姿に魅了されて、今こうやってお話を伺っていると思うと、不思議な気持ちになります。

 

Q: 鳥取県への転勤が、新たなステージの始まりだったのですね。どのような経緯で、皆生温泉エリアでお店を展開することになったのですか?

安井さん: そうですね。鳥取県は自然や人の心が美しい場所で、私の心を豊かにしてくれました。サラリーマンで働き続ける人生を考えた時、早期退社をして、米子へ移住しのんびりとした生活を送ろうと思いまして…そのまま実行に移して、米子へ移住してきたんですよ(笑)
移住生活を楽しんでいたある日、「水木しげるロードでの空き店舗で何かしてみないか」というお話をいただいて。当初、お店を開く予定はなかったのですが、やるとしたら何がいいか調べていく中で「フルーツサンド」に辿り着きました。そして、それがきっかけで「纏」との出会いがありました。

Q: 「纏」との出会い、開店する決め手は何だったのでしょうか?

安井さん: 「纏(まとい)」は、フルーツサンドのお店です。纏を展開する会社は岡山県にあり、地理的な近さからコミュニケーションが取りやすく、信頼感を持って取り組むことができるのではないだろうか、ということが決め手になりました。これが、関西や関東の会社だったらやっていません。岡山との距離感が新たなスタートのきっかけとなりました。

Q: なるほど、コミュニケーションが取れることが大きな要因だったのですね。では、皆生温泉エリアを選んだ理由について教えてください。

安井さん:どこでお店を展開しようか模索していた時に、皆生温泉エリアの空き店舗のことを知って…それで、情報収集ができたらと思って、米子市観光センターに立ち寄ったんです。そしたら、ちょうどその頃、皆生温泉エリアでは空き家物件での事業化を進めている事を教えてもらいました。タイミング良く、今の場所に出会うことができたんです。

Q.タイミングって大事ですよね!それに巡り遇えるということは、「運がいい」ってことですね。

安井さん:今までもですが、運がいいんですよ!今、こうやって皆生温泉でお店をさせてもらっているのも、タイミングと運が結びついて・・・そう!点と点が繋がって起きていることなんだと思っています。そこには、たくさんの人との良い縁もです。
纏をオープンしてから1年3ヵ月が経ちますが、地域の方々や関係者のサポート、アドバイス、協力などが、私の事業を支えてくれています。また、お客様やスタッフとの繋がりも大切で、みなさんに支えられてここまで進んでこれたことに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

Q.安井さんの感謝の気持ちが詰まっているから、纏の商品は人気で美味しいんですね。

安井さん:そう言っていただいて嬉しいです。一つ一つ丁寧に愛情を込めて作らせてもらっています。また、地元のフルーツを活用することで、地域の魅力を商品にも織り交ぜています。

Q.纏がオープンしてから1年3ヵ月が経つということですが、その間でのエピソードなど教えてもらいたいです。

安井さん:有難いことにたくさんの方が毎日足を運んでくださります。8割くらいは地元の方で、年齢層は幅広いですね。男性の方も多くて、自分用であったり、家族や会社の方へと仰っていました。
エピソードですね...心温まる、人の心の優しさに触れた時の話なんですが…

お店の開店と同時に、すでに行列となっていた日のことです。順番に購入されていき、商品もだんだんと数が少なくなり残り5個に。その時、並んでおられたお客様は5名。なんと誰一人まとめて購入される方はおらず、「どうぞどうぞ」って、皆さんで1個ずつ購入されて帰られました。

 

インタビュアー:素敵なエピソードをありがとうございます。
続いて、8月17日に新たにオープンされた、24時間無人販売の「冷凍食品専門店 かまくら」についても教えてください。コンセプトであったり、今後の展開など何でも構いません!!

安井さん:はい、ぜひぜひ聞いてください。
纏をオープンさせた時に、ここの「かまくら」がある場所には、コインを入れて使う「マッサージチェア」を置いていたんですよ!結構、利用者の方が多かったんですが、やっぱりコロナ過での対応には限界があり、やめました。次に、知り合いの方がネイルをしたいということで「ネイルサロン」もしてましたが、やめられることになり、空きスペースになってしまって。そこで、新たな展開として、24時間無人販売の冷凍食品専門店 かまくらを始めることにしました。冷凍食品の需要は年々増加しており、特に忙しい現代人にとって、手軽で美味しい食事の提供は非常に重要です。それに加え、24時間無人販売のコンセプトは、多くの人にとって便利で魅力的な選択肢となると思います。

インタビュアー:確かに、忙しい生活を送る人々にとって、24時間いつでも利用できるのは魅力的ですね。さらに、オリジナルのビジネスとして展開することで、自由な発想と独自の特徴を追求できるのは素晴らしいですね。

安井さん:そうです、自由な発想と独自性を大切にしています。今後も新たな冷凍食品のラインナップを増やし、お客様に幅広い選択肢を提供したいと考えています。また、地元コミュニティとの連携や地域への貢献もやっていきたいです。

インタビュアー:素晴らしいお話をありがとうございました。安井さんの情熱と地域への深い結びつきが、皆生温泉エリアに新たな流れをもたらしています。
また、今後の冷凍食品専門店「かまくら」の展開にも期待が高まります。地域との結びつきや縁、そしてみなさんへの感謝の気持ちが、安井さんの大きな魅力だと感じました。

今後も地元の魅力を引き立て、地域社会に貢献し続ける安井丈晴さんの活動を応援します。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

纏 鳥取店

電 話:090-8209-2538
住 所:鳥取県米子市皆生温泉4-2-6 ヴィラ皆生一番館1F [MAP]
営 業:11:00~19:00*売り切れ次第終了
休 み:火・水曜
駐 車:2台(ローソン米子皆生温泉店駐車場フェンス北側51・52番)
情 報:Instagram

 

冷凍食品専門店 かまくら

住 所:鳥取県米子市皆生温泉4-2-6 [MAP]
営 業:24時間
休 み:無休
駐 車:2台(ローソン米子皆生温泉店駐車場フェンス北側51・52番)*『纏』と共同
情 報:Instagram

 

 

 

 

 

 

皆生温泉エリア、夏のイベントで賑わいと課題が共存

夏の訪れとともに、皆生温泉エリアでは夜空に舞う花火、美しい自然景観、そして地元が堪能できるイベントで賑わいを見せ、地元の方々と観光客が楽しいひとときを共有しました。笑顔と活気にあふれ、心を躍らせました。
しかし、その一方で、賑わいと共に立ちはだかる問題も存在しました。それが、駐車場不足という課題です。

多くの人々が集まるイベントや観光シーズンにおいて、駐車場が足りないことが交通渋滞を引き起こし、スムーズな移動を難しくしています。また、地元の方々も観光客も、イベントを楽しむ前に、駐車場を探す苦労がつきまとってしまうことに。

こうした課題に対して、皆生温泉エリアでは2022年から、akippaの駐車場貸し出しサービスを活用し、2023年には街全体で本格的に駐車場活用を進めるためakippaと連携協定が締結されました。皆生温泉エリア経営実行委員会とakippaの連携により、日帰り観光客の駐車場課題に積極的に取り組んできました。

※プレスリリース(akippaが鳥取県米子市の皆生温泉エリア経営実行委員会と連携協定を締結)

今現在では、130台分の有料駐車場を確保していますが、駐車課題に対する取り組みは進行中です。

この130台の駐車場を通じて、交通渋滞や駐車待ちのストレスを軽減し、来訪された方々たちが楽しい時間を心ゆくまで過ごすことができる環境づくりを目指しています。

※akippaとは…

akippaは日本全国の駐車場に関わる様々な問題を解決するために展開されている今までにない新しいシェアリングサービスです。駐車場の予約や周辺の駐車場を探す手間を省き、利用者にスムーズな駐車を提供しています。様々な地域と連携し、駐車事情を改善しています。
「akippa」を使うことで、駐車場の確保が容易になります。事前に予約を済ませておけば、目的地に到着してからの駐車場探しのストレスから解放され、通常では避けられない混雑や待ち時間を避け、よりスムーズな移動を楽しむことができます。

 

今回、「akippa」の活用により、効率化と利便性向上が実現した事例をご紹介いたします。

2023年8月15日、長野県諏訪市での「第75回諏訪湖祭湖上花火大会」が、akippaの駐車場予約システムを活用して、混雑した駐車場や渋滞の懸念を払拭し、円滑なアクセスを実現されました。

※「第75回諏訪湖祭湖上花火大会」での事例紹介記事
(akippa提供)


(akippa提供)

「第75回諏訪湖祭湖上花火大会」での事例紹介記事内容の概要

1. イベント概要
2023年8月15日、長野県諏訪市で第75回諏訪湖祭湖上花火大会が4年ぶりに開催されました。この年、大会の公式駐車場運営に初めてakippaを活用。台風の接近による天候や公共交通機関の乱れによる中止の可能性もあった状況でしたが、無事に開催され、予想以上の効果がありました。

2. 駐車体験の変化
従来の花火大会前日には、公式駐車場(無料・予約不要)が深夜から車の列で埋まり、すぐに満車になる状況が続いていました。しかし、今年はakippaの予約制導入により、朝早い段階で完売し、待ち行列や渋滞がゼロになりました。現地係員も驚きの表情を見せるほど、車の到着が分散されたことで順調な駐車が実現しました。

3. 利用者の声
花火大会の訪問者や係員からは、akippaの予約システムに対する高い評価が寄せられました。利用者は旅行途中で花火大会を訪れる際にも、akippaの予約を通じて安心して駐車場を確保できたと述べました。一方、係員は従来の深夜からの満車状況に比べて、駐車の到着が分散されたことで、楽な状況で運営できたと喜びを示しました。

4. 周辺駐車場の提供
akippaのパートナーであるアスト・コンサルティング社は、公式駐車場以外にも周辺の駐車場を開拓し、予約車専用のスペースを提供しました。これにより、駐車場の供給量が増え、駐車体験が改善されました。

5. 成果と課題
公式駐車場の予約制は、駐車場の混雑緩和と係員の負担軽減の両方を達成しました。初めての試みであったにもかかわらず、順調な駐車体験を提供できたと評価されました。しかし、駐車場不足や出庫時の渋滞などの課題もあるため、実行委員会と協力して改善策を検討し、来年以降の更なる向上を目指す方針です。

6.まとめ
 第75回諏訪湖祭湖上花火大会において、akippaの予約システム導入により、混雑緩和と係員の負担軽減が実現され、利用者からの評価も高かったです。今後もより効果的な駐車体験の提供に向けて改善を進めていく予定です。

 

どこの地域でも同じような問題を抱えています。魅力的なイベントや観光名所が集まる際には、駐車場不足が交通渋滞や移動のストレスを引き起こす典型的な課題です。こうした状況に対処する新たなアプローチとして、akippaのようなシェアリングサービスの活用事例が示されました。駐車場予約や周辺の駐車場の提供により、来場者はスムーズな駐車とアクセスを実現し、イベントの楽しみを最大限に引き出すことができました。

第75回諏訪湖祭湖上花火大会の事例からも明らかなように、akippaの導入は効果的な解決策として挙げられています。予約制による駐車場確保の仕組みは、従来の駐車混雑を大幅に緩和し、待ち行列や渋滞を減少させました。利用者の声からも、安心してイベントを楽しむための手段として高く評価されました。

今回の事例を通じて、駐車場課題は一地域に限らず広範囲にわたる共通のテーマです。同様の問題に対する取り組みやアイデアを共有し、効果的な解決策を模索していくことで、地域全体の魅力を最大限に引き出し、訪れる人々にとって快適な体験を提供することが実現できると思います。

 

 

 

【ご案内】9月8日(金)SUPで試走!松江城〜米子城の報告会を開催します!

栃木県在住の遠藤翼さんが、SUPで、松江城から米子城への縦断試走を実施いたします。この実験的な冒険が、9月8日(金)に行われる予定です。

遠藤翼さんが挑戦する松江城から米子城へのSUP試走は、美しい宍道湖・中海・美保湾の水路を駆け抜ける冒険です。これらの水域は全国的にも珍しく、堰のない水路でつながっており、自然の恵みを存分に感じる絶好のロケーションと言えます。

そこで、今回、米子市観光センターにて、この試走の成果と経験について報告会を開催いたします。

 

報告会の詳細は以下の通りです。

  • 日時:9月8日(金) 18:30-20:00
  • 場所:米子市観光センター(鳥取県米子市皆生温泉3丁目1−1)

 

遠藤翼さんについて...
遠藤翼さんは合同会社Walk Works〈ワクワークス〉の代表社員で、さまざまイベントを手掛けられています!

  • 2019年より、栃木県内の湖や河川をフィールドとしたSUPツアーを開催。
  • 2020年より、小山市と協働による水辺活用社会実験等を実施。
  • 年間4万人が乗船する栃木市の蔵の街遊覧船の現役最年少船頭も兼務。
  • イギリスの世界遺産「ランゴレン運河と水路橋」や、タイ・バンコクのオムノン運河、栃木~東京間の舟運ルート100kmなど、様々な水路でSUPを楽しむ実績があります。
  • 元 柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)スタッフ。
  • 資格:レスキュー3、スイフトウォーターレスキューテクニシャン・レベル1

 

ぜひ、みなさんのご参加をお待ちしております!

人の出会いと絆は、時に奇跡的な縁となり、深い友情や文化交流を生み出します。この記事では、ネパール出身のロクナス シルワルさん(愛称:ロクさん)の心温まる物語を紹介します。ネパールから日本への情熱的な想いを抱き、皆生温泉での素晴らしい経験から生まれた友情や地域の活性化の取り組みを通じて、どのようにして交流が育まれるかを探ります。

 

情熱と努力で築かれた日本との絆: ネパールから皆生温泉へ

日本との出会いと魅了】

ネパールのカトマンズ出身で、愛称は「ロクさん」と呼ばれるロクナス・シルワルさん。山岳ガイドや観光ガイドとしてネパールでの仕事を通じて多くの人々と交流し、人生を豊かにしてきました。しかし、ロクさんの人生に転機が訪れたのは1989年、福岡万博の時でした。3週間の仕事で来日し、そこで日本人のもてなしの心に触れ、日本への深い愛情を抱くようになりました。

帰国後、日本で働く夢を抱いたロクさんは、日本語学校に通い、1年間の努力の末、日本語を習得。その後、日本の文化、歴史、言語について独学で学びました。ロクさんの熱意と情熱は日本で働くという強い願望へと繋がり、ネパールの山岳ガイドのお客さんである日本人の友人に相談しました。そして、友人を通じて紹介されたのが、「特定非営利活動法人皆生ライフセービングクラブの代表 野嶋功さん」です。

野嶋さんは皆生温泉での様々な活動に尽力されている方で、ロクさんの夢を快く受け入れ、2004年の来日のきっかけを作りました。これが、新たな友情と絆の始まりです。

日本での新たなステップ】

野嶋さんの支援を受けて、2004年に皆生温泉海遊ビーチでのボランティア活動を通じて日本での新たな一歩を踏み出しました。

ロクさんの皆生温泉海遊ビーチでの仕事は「監視役」。安全を守る重要な役割を担っています。
この経験は、人生の中でも特別な意義を持つものとなりました。
野嶋さんは、ロクさんにとって尊敬すべきボスであり、同時に信頼できる友人になりました。皆生温泉での経験を通じて、たくさんの温かさに触れ、美しい自然環境に魅了される一方で、ますます日本への愛着が深まっていきます。

初めて日本の海を見たのは、福岡万博の際でしたが、その時は特別な感情はありませんでした。しかし、皆生温泉海遊ビーチで海と山の美しい風景を目にしたとき、そのパノラマの景色に感動しました。ネパールは内陸国であり、深い海を見る機会は少なかったため、海に入ることに最初は怖さを感じながらも、次第に海の魅力に掴まれていきました。

【友情と地域の活性化】

ロクさんの愛情はただ感じるだけでなく、行動に移されました。ネパールに戻り、区長や地域の人々と協力して、「皆生桜公園」を作るプロジェクトを立ち上げたのです。手作業で地面を整備し、桜の木を植える公園を一から創り上げるために、多大な努力をしました。

 

日々の作業は決して簡単ではありません。

ロクさんは日々の作業を通じて、その地域の人々と共に努力し、夢を実現するための基盤を築いていきました。手で掘り起こされる土、一つひとつ丁寧に植えられる草花の苗。そのすべてが、ロクさんの決意と愛情の証でした。

そして、その地道な努力が実を結びました。10年間にわたる取り組みの末、皆生桜公園はついに実現したのです。

※こちらの写真は、公園に植える桜の木を野嶋さんによってネパールまで運ばれた際の植樹祭の写真(2018年2月4日)

野嶋さんの手配によってネパールへ運ばれた桜の木が誇らしげに植えられ、その美しい花が咲き誇っています。公園は、地域の人々や遠方からの訪問者にとって魅力的な場所となり、地域全体の活性化に貢献しています。今ではその桜の花が咲き、その公園は、地域の人々や観光客に愛される名所となり、地域の活性化に繋がっています。
また、レストランや屋台なども開店され、地域の発展に寄与し、地域住民の生活も豊かになりました。

ロクさんの夢と野嶋さんの協力が、新たな可能性を広げ、地域を繁栄させていったのです。

 

【絆の証】

今年の夏、ロクさんは5年ぶり6回目の来日を果たしています。

新型コロナウイルスの影響により、ネパールはロックダウンとなり、日本への思いを育むために積極的にしてきた日本人との交流や言語や文化に触れる機会が奪われてしまいました。この突然の変化によって、寂しさを感じることが増えました。

ついに訪れた今回の来日は、まさに今までにない特別な時間となりました。
コロナ禍の間に感じた寂しさを胸に、再び皆生温泉での素晴らしい瞬間を迎えることができたのです。日本への熱い想いと、皆生温泉への強い絆が、この特別な瞬間をより輝かせました。

野嶋さんとの再会、ライフセーバーの仲間や皆生温泉海遊ビーチからの景色は温かさと喜びをもたらしました。

そして、出会いから20年目を迎える今年。ロクさんの物語はまさに時間と絆の重みを感じさせます。
日本との交流、皆生温泉での素晴らしい瞬間、そして友情という宝物が、これからも輝き続きます。

 

【もうひとつの証】まだ幼少だった息子さんも一緒に来日し、日本の文化や習慣に触れる機会を得てきました。その結果、息子さんも日本への深い興味を持ち、日本の魅力に引かれるようになりました。現在では、その興味と努力が実を結び、日本の企業で働いています。親子二代で日本との絆を持ち続け、それぞれの方法で日本との関わりを築いている姿は、まさにロクさんの努力と情熱が未来に繋がっている証しと言えるでしょう。

インタビューが終わると、ロクさんが作ったカレーでもてなしてくれました。このカレーには、ネパールから持参されたお米が使用されており、ネパールの温もりと日本の味わいが融合した一品です。
これは、ロクさんの心温まるおもてなしの心情を表現しているかのようで、異国の文化への愛情が、ひとときの共有として伝わってきます。

【最後に】

この物語は、情熱と努力が生んだ絆の証です。ロクさんの日本への愛情と野嶋さんの温かなサポートが、新たな友情を紡ぎ、地域の活性化をもたらしました。そして、その絆は時を経て輝き続け、二代にわたって日本との関わりを育んでいます。ロクさんの心からのおもてなしは、異国の文化と愛情が深く結びついた証しであり、次世代への架け橋となりました。

 

 

皆生温泉エリアでの空き物件ツアー&まちあるきが7月23日(日)に開催されました。

このツアーは、皆生温泉エリア内にある空き物件を巡りながら、地元の魅力を再発見し、古い建物のリノベーションに携わるキミトデザインスタジオ代表の吉田輝子さんの案内のもと、皆生温泉の歴史と魅力を深く知ることができます。

先ずは、皆生温泉の歴史に触れるために、米子観光センター内にあるパネルを活用して説明。
吉田さんが語る地元の文化や伝統、歴史的な背景を理解することで、空き物件を巡る街歩きがより意味深いものとなります。

その後、皆生温泉エリア内を街歩きしながら。吉田さんの地元の専門家として、エリアの魅力的なスポットや名所を案内し、参加者たちに地元ならではの視点からの話をしてくれます。街歩きでは、風情ある古い建物や景色に包まれながら、皆生温泉ならではの雰囲気を満喫することができます。

 

 

いくつかの空き家物件を見学。
建物は、昔ながらの趣きを残しつつ、新たな使われ方を見つけることで地域や生活に新しい息吹をもたらしていくことができます。
実際に古い建物や空き物件を見学し、そこに潜む可能性や魅力を目の当たりにすることで、新しいアイデアが湧き起こってきます!!

ツアー終了後、皆生温泉エリア内の空き地で感想を聞いたりと振り返りの時間。
これまで見過ごしていた地元の良さを改めて実感したり、実際に見た物件のことなど意見交換をしました。

皆生温泉空き物件ツアー&まちあるきは、古い建物のリノベーションに興味がある方やお店を開店させたい方、地域の魅力を知りたい方にとって、非常に魅力的なプログラムです。

次回のツアーは9月を予定していますので、ぜひ皆さんも参加してみてはいかがでしょうか。

夏の海水浴シーズンに合わせて、皆生温泉エリアで小規模版の「ぐるぐるかいけ」が7月23日(日)に開催されます。

これは皆生温泉エリアの空間活用実証実験の一環であり、例年の大規模開催に加えて、7月、9月、11月、1月と小規模のぐるぐるかいけを皆生温泉エリア内の複数の場所で開催します。

 

このイベントでは、皆生温泉四条通り沿いを会場とし、ビーチとの相乗効果やエリア内の回遊性を高める実験が行われます。イベントでは、地域の方々や観光客が楽しめる多彩なコンテンツが予定されています。

イベント概要:

  • イベント名: ぐるぐるかいけ
  • 日時: 7月23日(日)10:00~15:00
  • 場所: 皆生温泉四条通り沿い(ビーチ~観光センター)
  • 主催: 皆生温泉エリア経営実行委員会

「ぐるぐるかいけ」は、皆生温泉エリアを歩きながら楽しむイベントで、地元の魅力を再発見する機会です。様々な参加者が集い、地域の文化や観光名所を堪能できると嬉しいです。

皆生温泉エリアでの「ぐるぐるかいけ」は、地域交流の場のきっかけ作りや思い出作りになります。是非、皆様のご参加をお待ちしております。皆生温泉エリアの魅力を満喫して、素敵なひとときをお過ごしください!