2024年10月6日、米子市観光センターで開催されたイベント『ぺちゃくちゃかいけ』。皆生温泉を盛り上げるためにアイデアを出し合うこの妄想会議で、「人生は思い出づくり」という一言が参加者の心に響きました。その言葉を発したのは、福生西3区自治会長の仲子秀彦さん。この印象的なフレーズの背景にある仲子さんの想いを深掘りするため、私は仲子さんにインタビューをお願いし実現しました。

 

人生を振り返り、見えてきた「思い出」の価値

仲子さんは35年前、仕事の転勤で米子市に移り住みました。仕事に追われる毎日、さらに6年間の海外赴任も重なり、家族との時間は思うように持てませんでした。当時はスマートフォンのように写真を撮って記録する手段もなく、家族との思い出は断片的で曖昧な記憶にとどまっていたといいます。

しかし、定年を迎え、ふと振り返った自身の人生で見えてきたのは、「思い出を意識して作ることの大切さ」。何気ない日々でも、意識を持って残していくことで、人生がより豊かなものになるという気づきでした。

年末の重大ニュース:家族の思い出を紡ぐ時間

家族の思い出をより深く刻むために、仲子さんは毎年年末の家族が集まるときに「今年の重大ニュース」をそれぞれが発表することにしたのです。

「何気ない出来事も、ニュースとして発表することで、記憶にしっかりと残るんです」と仲子さんは笑顔で話します。「何を話してもいいんです。昇進、新しい趣味、小さな出来事でもかまいません。それを振り返ることで、その年の思い出が言葉として記憶に刻まれるのです」。

これを始めたことで、家族間のコミュニケーションが深まり、これまで以上に家族との絆を感じるようになったと語ります。また、「重大ニュース」の発表以外にもビンゴ大会を開催し、賞品を持ち回りで準備。こうして、家族全員が楽しむ時間を共有することで、ただの思い出ではなく、家族全員で紡ぐ物語の一部としての記憶が積み重なっているといいます。

目的を持つことで変わる「思い出の質」

「思い出を作ろうと思って出かけた場所と、なんとなく行った場所では、見える世界がまったく違うんです。目的意識を持つことで、その体験の記憶や感動もより鮮明に残るんです」と仲子さんは語ります。定年後の10年間は、目的を持って過ごすことで、これまでとは異なる形で充実した「思い出」に満ちた日々を楽しんでいるといいます。

また、「重大ニュース」を発表するために、日常の中で「これはニュースになるかもしれない」と思った出来事を忘れないよう書き留めているとのこと。こうすることで、ぼんやりした記憶ではなく、鮮明に記録として残せるのだそうです。流れていく日々を、自らの手で彩り、未来への宝物として積み重ねているのです。

私が感じた「思い出づくり」の新しい視点

インタビューを通じて、「思い出を作る」という言葉の奥深さに気づかされました。皆生温泉を訪れる方々が、ここでどんな瞬間を切り取り、どのような物語を作るのか。そのすべてが、この地域の魅力を形成する大切なピースとなるのです。

目的を持って過ごすことで、人生の何気ない日々が鮮やかな体験に変わり、それが家族や友人との絆を深める一歩となる。仲子さんの言葉は、これからの皆生温泉のまちづくりや私自身の人生の歩み方についても大きなヒントを与えてくれました。

そして改めて思いました。ただ訪れるだけではなく、「どんな瞬間を心に刻みたいか」という意識を持つこと。その積み重ねが人生を輝かせ、皆生温泉での時間を特別なものに変えるのです。皆生温泉という場所が、訪れる方にとって「自分だけの思い出」を作るきっかけを与えられる場であればと、心から願います。

人生の旅路で、思い出づくりの一歩を踏み出す。それは皆生温泉でのひとときから始まるのかもしれません。

秋を楽しむ「皆生温泉」で、心も体もリフレッシュしよう!

季節が移ろいゆく秋、皆さんは何をして過ごしますか?「KAiKE PRESS」最新号では、皆生温泉エリアでの、秋ならではの楽しみ方をたっぷり紹介しています。今回は、その一部をご紹介しつつ、この秋、皆生温泉でどんな体験が待っているかお伝えしていきます!!!

特集:皆生の秋を満喫するためのアイデア満載!

今回の特集は「皆生の秋を楽しみ尽くそう」。秋の澄んだ空気の中、アウトドアアクティビティやアート、カフェ巡りなど、さまざまな体験が待っています。自然の中でのんびりとサイクリングを楽しんだり、アーティスト気分で絵画に挑戦したり。家族や友人と一緒に過ごすピクニックも素敵な時間になりそうです。皆生温泉ならではの、リラクゼーションと自然が融合した贅沢なひと時が過ごせますよ。

注目スポット紹介

『Cadence(ケイデンス)』
サイクルカフェ「Cadence」は、サイクリストに優しいスポット。秋の涼しい風を感じながら、サイクリングで爽快な1日を過ごした後は、美味しいコーヒーでひと息つける場所です。スポーツバイク専門店も併設されているので、アクティブな方にピッタリ!

『花風の足湯』
秋の夜長、温かい足湯に浸かりながら、ゆったりとした時間を楽しむのもおすすめです。「花風の足湯」はライトアップされ、幻想的な雰囲気が漂います。冷えた体を温めながら、心もリラックスできること間違いなし!

秋スイーツでほっこり

皆生温泉周辺には、地元の食材を使った秋限定のスイーツも豊富に揃っています。抹茶のケーキやかぼちゃのタルトにパフェなど秋の味覚を存分に楽しめるデザートが目白押し!散策の合間に、甘い一息を楽しんでみてはいかがでしょう。

あなたに読んでほしい「皆生にまつわる本」

秋の夜長、心を豊かにしてくれる「本」を手に取りませんか?皆生温泉にまつわる歴史や地元の文化、魅力を深く知ることができる本が多数紹介されています。

イベント情報

  • べちゃくちゃかいけ(10月6日開催)
    リノベにマルシェに図書館!?皆生を楽しくするアイデア会議をみなさんと一緒にやります!!!
  • ぐるぐるかいけ(11月3日開催)
    ぐるぐると歩きながら、楽しいコンテンツを体験できる「ぐるぐるかいけ」。社会実験イベントとして、地元の新たな魅力を発見できるかもしれません!

皆生温泉では秋を満喫できるイベントやスポットが盛りだくさん。「KAIKE PRESS」を片手に、皆生の魅力を五感で味わい、素敵な時間を過ごしてみてください!

※「カイケプレス」は、米子市観光センターや各旅館・ホテルに設置してあります。

 

今年も皆生温泉で、昨年大好評だった『皆生クエスト』が帰ってきます!温泉街やその周辺の自然、歴史的なスポットを舞台に、GPSを使った謎解きとウォーキングが楽しめる、新しい観光体験があなたを待っています。鳥取県米子市の海辺の温泉地、皆生温泉の美しい景色と歴史に触れながら、仲間とともにチャレンジをクリアし、特別な体験を共有してみませんか?

クイズと謎解きが組み合わさった、新しい冒険

『皆生クエスト』は、ただの観光とはひと味違う、「体験型観光」です。ウォーキングとともに、クエストの途中でクイズや謎解きをクリアしていく楽しさは、まさに新感覚。温泉街をただ歩くだけでなく、クエストが導く先には、普段では気づかない「隠れた名所」や「穴場スポット」がたくさん待っています!

参加者は、GPSモーションセンサーを使って、リアルタイムで位置情報を把握しながら進行します。また、仲間と情報を共有しながら進めるので、協力して謎を解く醍醐味を味わえること間違いなし!

秋の皆生温泉を満喫しながらリフレッシュ

今年の『皆生クエスト』は、10月19日(土)から11月4日(月・祝)まで開催されます。秋のさわやかな風が吹き抜ける中、皆生温泉の風光明媚な海岸線を歩きながら、クエストを楽しんでみてはいかがでしょうか。日本海を眺めながらの散策は、リフレッシュ効果も抜群。約2時間のコースで、心も体もリフレッシュできることでしょう。

イベント詳細

  • 開催期間: 2024年10月19日(土)~11月4日(月)
  • 参加費: 1組500円(GPS1台につき、別途移動費などは自己負担)
  • 受付場所: 鳥取県米子市皆生温泉3-1-1(皆生温泉旅館組合)
  • スタート受付時間: 9:00〜15:00(イベント終了は17:00までに)

参加後には記録証と各提携施設で利用いただける500円利用券を進呈!!

今年の秋は、ぜひ『皆生クエスト』で皆生温泉の魅力を再発見しながら、心に残る冒険を楽しんでください!

リノベにマルシェに図書館!?皆生を楽しくするアイデア会議

現在、皆生温泉では空き物件を活用したリノベーションプロジェクト、街全体を活用したマルシェイベント「ぐるぐるかいけ」、そしてシェア型図書館など、魅力的な活動が次々と企画されています。地域の中高生、旅館や飲食店の方々と一緒に、こうした活動のアイデアを交換し合い、皆生温泉の未来をみんなで形にしていきたいと思います!!!

このアイデア会議「ぺちゃくちゃかいけ」は、どなたでも参加可能。まちづくりに興味がある人、何か新しいことにチャレンジしてみたい人、皆生温泉をもっと楽しくしたいと思っている人、ぜひご参加ください!

さらに、会場では「カイケエリアデザイン」の冊子も配布され、皆生温泉のまちづくりの指針についても知ることができます。これを機に、あなたも皆生温泉の未来に携わってみませんか?

【イベント概要】

  • 日程: 2024年10月6日(日)14:00~16:00
  • 内容: 皆生温泉の「楽しい活動」についての意見交換
  • 会場: 米子市観光センター2階研修室
  • 参加費: 無料

【お問い合わせ】

皆生温泉エリア整備委員会事務局(米子市観光課 担当: 諏訪、黒見)
電話: 0859-23-5211
FAX: 0859-23-5598

 

 

 

みなさんは「イッポラボ合同会社」という企業をご存じでしょうか?イッポラボ合同会社は、”自信を持てる子どもを育てる”というミッションのもと、さまざまな活動を取り組んでおられます。その一環として、世界中の子どもたちが避けて通れない「運動」という分野においても日々サポートを行っています。

2024年4月より、イッポラボ合同会社は鳥取県米子市において、体幹強化に特化した教室「体幹教室CORE LAB」を開講。この教室は、米子皆生市民プール横のトレーニングホールを拠点に活動されており、小学3年生から中学3年生までを対象に、毎週火・木曜日の週2回、18時30分から約1時間の練習を行っています。

体幹教室CORE LABには、「競技に活かしたい」「大会で結果を出したい」「強い体を手に入れたい」「部活動だけでは練習が足りない」など、さまざまな目的や悩みを持った意欲的な子どもたちが通っています。

そんな子どもたちの悩みや目標を解決・達成するために奮闘している、体幹教室CORE LABのメインコーチ「松浦憲吾」さんにインタビューを行い、教室の魅力や重要性についてお話を伺いました。

松浦憲吾コーチとは?

指導を担当する松浦憲吾コーチは、元トップアスリートであり、元小学校教諭という異色の経歴を持つ実力者です。かつては陸上競技の走り幅跳びを専門とし、全国大会で3位に輝いた経験もあります。また、小学校教員としても多くの子どもたちと関わり、その成長を支えてきました。

しかし、松浦コーチ自身、かつて”怪我”に悩まされていたそうです。これをきっかけに、正しい身体の使い方や効率的な練習方法、そして日々のケアの重要性を考えるようになりました。また、もっと早い段階でこれらを学んでいれば違った結果が得られていたかもしれないと考え、ジュニア期における運動経験の重要性とその大きな可能性を感じるに至ったそうです。

教室では、松浦コーチがこれまで培ってきた豊富な経験やノウハウを活かし、実践的な身体づくりを子ども一人ひとりに寄り添いながら指導しています。松浦コーチは「子どもたちの可能性を最大限の引き出し、未来に向けて成長できる環境を提供したい」という熱い思いを胸に指導されています。

体幹教室CORE LABの特徴:身体づくり・軸づくりに特化した運動プログラム

体幹に焦点を当てた運動を行っています。単に体幹を鍛えるだけでなく、その体幹を上手くコントロールする方法も指導されており、運動の質を向上させ、成長スピードに大きな影響を与えています。松浦コーチは、「体幹や軸は鍛えるだけでは意味がありません。鍛えた体を専門的な動作に落とし込み、全身の連動性を高めることが非常に重要です」と熱弁していました。選手たちは表面的な筋力や体感の動きにとらわれがちですが、実際にその動きを活かせなければ、記録の低下や怪我に繋がることもあるそうです。

ここでは、体の使い方の指導に加え、瞬発力、敏捷性、柔軟性、心肺機能などをバランスよく鍛えています。県内トップレベルの子どもたちが苦戦するようなトレーニングも行い、自分の苦手分野を見つけるきっかけになるのではないでしょうか。

「体幹を正しく鍛えることは、どんなスポーツにおいても非常に重要です」と松浦コーチは語り、運動能力の向上や怪我をしない体づくりを目指して指導しています。

また、子どもの体づくりだけでなく、心の成長も重視しています。スポーツマンシップや協力精神、コミュニケーションといった心の育成も重要な要素であり、子どもたちとの信頼関係は、競技力を向上させるために不可欠だと語っています。「楽しさの中に厳しきあり」という指導方針で、意識の高い子どもたちが集まる中、その思いを大切にしていきたいと語っていました。

未来を見据えた指導

「体幹教室CORE LAB」は、子どもたちの可能性を大きく広げる教室です。開講してから半年足らずで、全国大会出場を決めた子どももいるそうです。松浦コーチは、「体や心の成長をサポートすることで、子どもたちに確かな自信を持たせたい。自信をつけた子どもたちは、さまざまなことに積極的に挑戦し、やがて自分のなりたい姿に近づける」と、未来を見据えた指導を行っています。皆生から、米子市から全国大会出場・優勝、そして世界で活躍する選手が出るのも夢でなないのかもしれません。

今後も、松浦コーチのもとで子どもたちが心身ともに成長し続ける姿を期待し、応援していきます。

松浦憲吾コーチ、ありがとうございました。

体幹教室CORE LAB(コアラボ)

  • 対象:小学3年生〜中学生
  • 教室開催日:毎週火・木曜日 18:30〜19:30
  • 場所:皆生市民プール横体育館(住所:鳥取県米子市皆生温泉3丁目18−3)
  • 会費:入会金 3,000円
    週1回の練習:月謝 5,000円、週2回の練習:7000円
    *スポーツ安全保険料:800円

詳しくはコチラのホームページ

イッポラボアスレティックとは

 

 

 

 

今月の”オモウマいカイケ”は人気のケーキ屋さん「NiCO sweets」。

鳥取県米子市皆生温泉にある「NiCO sweets」は、訪れるだけで気分が上がるケーキ屋さん。お洒落な外観と、温かく迎えてくれる店内の雰囲気が心地いい場所。こだわり抜いた素材と丁寧な手仕事で作られたスイーツが並び、季節ごとに変わるタルトや、贅沢なプリン、そしてまるで宝石のような琥珀糖が魅力です。

季節ごとの贅沢タルトが人気!フルーツを楽しむひととき

「NiCO sweets」を訪れたら、まずチェックしたいのが季節のタルト。新鮮なフルーツがたっぷりと使われたタルトは、見た目も華やかなひと品。

タルト生地はサクサクでありながら程よい柔らかさを持ち、フルーツとの相性が抜群。フルーツそのものの味を生かしつつ、クリームやカスタードの滑らかさが加わり、一口ごとに幸せな気持ちにさせてくれます。季節ごとに異なるラインナップなので、いつ訪れても新しい味わいに出会える楽しみがあります。

特別な日のホールケーキ

特別な日を彩るホールケーキも魅力の一つ。誕生日や記念日にぴったりの華やかなデコレーションケーキは、見た目も味も絶品。フルーツを贅沢にあしらったケーキや、生クリームとスポンジの絶妙なハーモニーが楽しめるシンプルなケーキなど、一つ一つが丁寧に作られ、見た目の華やかさだけでなく、味にもこだわったホールケーキは、特別な日の思い出を一層素敵に演出してくれます。

キラキラと輝く宝石スイーツ「琥珀糖」

訪れた際にぜひ手に取ってほしいのが、宝石スイーツ「琥珀糖」。透明感のある見た目はまるでカラフルな宝石そのもの。表面はシャリシャリとした食感、中は柔らかく、口の中でふんわりと溶ける不思議なスイーツです。

宝石箱に詰め込んだかのようなスイーツは、贈り物としても非常に人気があります。その美しい見た目と優しい甘さが、特別な日のプレゼントや、ちょっとした贈り物にぴったりです。

訪れるたびに新しい発見がある「NiCO sweets」

スイーツ好きなら一度は訪れたい名店です。季節タルト、濃厚プリン、宝石のように美しい琥珀糖、香ばしい焼き菓子、そして特別な日を彩るホールケーキまで、訪れるたびに新しいスイーツの発見があります。地元の素材を大切にし、丁寧に作られたスイーツは、どれも心に残る美味しさ。季節ごとのスイーツを楽しみに、何度でも足を運びたくなるお店です。

「NiCO sweets」で、大切な人へのプレゼントや自分へのご褒美に、素敵なスイーツタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?

住所 鳥取県米子市皆生新田2-5-12 レンガ屋内
営業時間 11:00-19:00
定休日 水曜日
電話番号 0859-37-3722
情報 Instagram

 

猛暑日が続いた、暑い!熱い!夏も、気がつけば8月31日。

みなさんにとって今年の夏はいかがだったでしょうか?

白い砂浜、そして心地よい潮風。夏の訪れと共に、多くの人々が集まり、皆生温泉海遊ビーチは賑わいを見せました。この場所で過ごした夏の思い出を振り返りながら、その魅力を改めてお伝えしたいと思います。

「皆生温泉海遊ビーチの夏、開幕!」

7月6日(土)に開催された「海開き祭」から、今年の皆生温泉海遊ビーチの夏は幕を開けました。ビーチには、遠方から訪れた観光客や地元の人々が集まり、賑やかに夏を楽しんでいました。透き通るような青い海と、晴れ渡る空が広がるこのビーチは、まさに絶景スポット。波打ち際で遊ぶ子供たちの笑顔や、海に浮かびリラックスする大人たちの姿が印象的でした。

「海水浴以外にも多彩なマリンアクティビティが充実」

海水浴だけでなく、多彩なマリンアクティビティが楽しめるのも魅力の一つ。今年もバナナボート体験や、子供たちに大人気の海上アスレチックなど、スリル満点のアクティビティがビーチを盛り上げました。子供も大人も夢中になれる体験で、まさにアクティブな夏のひとときを過ごせたのではないでしょうか。

波と戯れながら、大人から子供まで、笑顔と歓声が絶えない一日が続きました。

「ビーチでのグルメも大満足!」

ビーチと言えば、欠かせないのが美味しいグルメ。定番の焼きそばや唐揚げをはじめ、カフェメニューやスイーツなど、さまざまなジャンルのグルメが揃っていました。今年もビーチの海の家では、多くの人が心躍るメニューに舌鼓を打ち、食事を楽しむ姿が見られました。青い海を眺めながら、潮風を感じつつ味わう食事は、夏ならではの特別な体験です。

「美しい夕日とともに過ごすひととき」

夕方になると、ビーチから見える沈む夕日が美しく、訪れた人々を魅了しました。オレンジ色に染まる空と海が織りなす風景は、夏の終わりを感じさせながらも、心に残るひとときでした。

「夜のビーチも魅力満載」

夜のイベントも充実していました。ナイトウォークラリーや夜の砂浜お宝探し、渚縁日など、日中とはまた違った楽しみ方がありました。そして、毎晩開催された皆生温泉ミニ打ち上げ花火は、夜空を鮮やかに彩り、多くの人々に夏の思い出を刻みました。

皆生温泉海遊ビーチで過ごした夏は、日中の輝く太陽の下での楽しみから、夜の静けさとともに感じる特別なひとときまで、さまざまな形で私たちの心に残る思い出を作ってくれました。今年の夏も、皆生温泉海遊ビーチは多くの人々に笑顔と感動を届けてくれたことと思います。

夏の終わりが近づき、少し寂しさを感じるとともに、また来年もこの場所で素晴らしい夏の思い出を作れることを楽しみにしています。皆生温泉海遊ビーチがこれからも、多くの人々にとって特別な場所であり続けますように。

それでは、また次の夏に、皆生温泉海遊ビーチでお会いしましょう。

 

昨年9月、皆生温泉海遊ビーチで長年ライフセーバーとして活躍してきた口田保さんが、この世を去りました。保さんの最後の言葉は、「皆生を頼んだ」…深い愛情と責任感が込められた言葉でした。今回は、長年、保さんの友人であり、同じライフセーバーとして苦楽を共にしてきた皆生ライフセービングクラブ理事長の野嶋功さんにお話を伺い、保さんの思いとその功績を皆さんにお伝えしたいと思います。

オーストラリアでのトレーニング後に撮った1枚

海を守る情熱と先進的な取り組み

保さんは、単なるライフセーバーではありませんでした。海の安全に対して常に情熱を注ぎ、常に新しいことに挑戦し続けるパイオニアでした。皆生ライフセービングクラブの設立当初から関わり、地域の人々を守るための先進的な取り組みを積極的に推進しました。特に、ドローンを使った監視活動などは、その最たる例です。野嶋さんも保さんの海を守るために必要な技術やアイデアをどんどん取り入れていました。「その探求心や自分の使命を理解し、それを全うしていた。彼の存在があったからこそ、皆生の海は安全であり続けた」と語ります。

こうした新しい手法を積極的に取り入れることで、海の安全性を大きく向上させたのです。

続けて、野嶋さんは、その姿勢をこう語ります。「保は常に新しいことに挑戦する男だった。彼の熱意は、海を守るだけでなく、地域の人々とつながり、共に海を楽しむという、広い意味での『安全』を追求していた」。

保さんが目指したのは、海と人との繋がりを深め、地域の方々や観光で来られた方が安心して海を楽しめる環境づくりに貢献し、その功績は計り知れません。

ドローンによる監視活動中

 

保さんと野嶋さんは、ライフセーバーの先進国であるオーストラリアにも共に勉強に赴きました。オーストラリアで得た知識や技術は、活動に大きな影響を与えました。そこで学んだライフセービングの方法論を日本に持ち帰り、皆生温泉海遊ビーチで実践しました。その知識を基盤として、地域に根差したライフセービングクラブを目指し、安全を確保するためのシステムを構築し、活動に新たな風を吹き込んだのです。

オーストラリア現地の新聞に掲載

頑固者でありながら温厚な「昭和の男」

野嶋さんは、保さんの人柄についてこう語ります。「彼は頑固者で、まさに昭和の男だった。しかし、その頑固さは、海や人々を守るという強い信念から来るものだったんです」。また、一方で温厚な面もあり、信念を持ちながらも周囲と協調し、心を通わせることができた保さんの人柄が、仲間たちから信頼された理由でもありました。

「妙に馬が合ったんだよね」と野嶋さんは懐かしそうに微笑みます。お二人の時間には、笑いあり、苦労ありの充実したものだったに違いありません。

父の遺志を継ぐ若きライフセーバー

保さんの息子、口田斗哉さん(21歳)も、父の姿を継いでライフセーバーとして皆生の海を守る一員となりました。

斗哉さんは、幼い頃から父親の背中を見て育ち、その影響でライフセーバーを志しました。現在21歳、関東の大学に通いながら毎年夏休みを利用して皆生温泉海遊ビーチでライフセーバーとして活動しています。

斗哉さんがライフセーバーとしての道を本格的に歩み始めたのは、中学3年生の頃から。高校3年の時には「ベーシック・サーフライフセーバー」の資格を取得し、父親と共に海の安全を守ることを目指していました。しかし、父・保さんはすい臓がんにより56歳という若さで逝去。その別れの時、斗哉さんが父から受け取った言葉はただ一言「頼むぞ」でした。

この言葉を胸に、斗哉さんは前を向き、心理学や言語学を学ぶことでライフセーバーとしてさらに成長するための道を歩んでいます。父が目指した「行動で示すライフセーバー」になることを目標に掲げました。

父が生前に見せてくれた行動が、自分にとって何よりの教えだったと語ります。「言葉だけでなく、行動で目の前で示してくれる父の姿が憧れでした」と。斗哉さんもまた、父と同じくドローンを活用した監視活動に積極的に取り組むため、免許を取得し、ライフセーバーとしての技術を日々磨いています。

父の背中を追いかけるだけでなく、クラブの中で自らが新たな役割を果たすことも目標にしています。「これからは、言われたことをこなすだけでなく、自分で考えて行動するライフセーバーになりたい」と語る姿には、父親譲りの強い責任感と使命感が感じられます。

皆生ライフセービングクラブの野嶋理事長も「斗哉には、父親と同じようにクラブの未来を支えてもらいたい」と期待を寄せています。父・保さんの遺志は、息子を通じて今も皆生の海に息づいています。

斗哉さんが守り続ける皆生の海は、父の残した遺産であり、次世代へとつなぐべき大切なものです。口田保さんの情熱と遺志は、これからも皆生ライフセービングクラブを支え、斗哉さんやクラブメンバーの心の中で生き続けます。

亡くなる半月前。息子、娘の成人に撮った家族写真

口田保さんの情熱と遺志は、息子斗哉さんだけでなく、皆生ライフセービングクラブの多くのメンバーに引き継がれています。

保さんの遺した「皆生を頼んだ」という言葉は、守り抜いた皆生温泉海遊ビーチへの深い愛情と、その安全を未来へつなげてほしいという強い願いの表れだったのかもしれません。そして、その思いは今、若い世代に確実に受け継がれています。これからも、皆生の海はメンバーの手によって守られ、地域の人々と共にその美しさと安全が保たれていくことでしょう。

口田保さんの遺志を継いだ斗哉さんをはじめ、皆生ライフセービングクラブのメンバーは、思いを胸に、皆生の海の安全を守り続けていきます。

口田保さん。オーストラリアでの研修

 

[オモウマいカイケ:vol.14]皆生温泉に新店舗オープン「ラフラフ シーサイドカフェ」

皆生温泉の新たな魅力として、コンテナやトレーラーが並ぶ「メルカド皆生」に、朝5時から夜10時まで営業する「ラフラフ シーサイドカフェ」がオープンしました。

 

このカフェは、「日本で2番目に美味しいハヤシライス」を運営する山田ちゃーはんさんによる新店舗。

朝はモーニング、昼はランチ、夜はディナーと、一日を通して利用できるのが魅力。夜勤明けや仕事前、早起きした朝など、様々なシーンで訪れることができます。

モーニングの看板メニューは、外はカリッと中はふっくらとした「Le Pandemonium(ル・パンデモニウム)」の特製パンに、ジューシーな「大山ハムのウィンナー」を挟んだホットドッグです。こだわりの食材をふんだんに使用した、一度食べたら病みつきになるおいしさ!

昼夜を通して楽しめる「ハヤシライス」!

もちろん、ラフラフの代名詞でもある「ハヤシライス」も昼夜を通して楽しめます。じっくり煮込まれた濃厚なデミグラスソースが、口の中に広がる幸せ。何度食べても飽きない、自慢の一品です。

夜のメニューは日替わり!

夜のメニューは、その日に仕入れた食材を使った日替わりメニュー。

この日は、ナスと山芋のみぞれ煮が提供されるなど、毎日訪れても新しい発見があるのが魅力です。どんなメニューが出てくるか、想像しながら訪れるのも楽しみの一つです。

「ラフラフ シーサイドカフェ」は、自慢のハヤシライスをはじめ、こだわりの食材を使ったメニューが楽しめる、魅力的なカフェです。早朝から夜遅くまで営業しているので、様々なシーンで利用できます。皆生温泉を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

住所 鳥取県米子市皆生温泉3-2-7
営業時間 5:00〜15:00/18:00〜22:00
定休日 不定休
駐車場 あり
情報 Instagram

 

※「メルカド皆生」には、おでん屋さんや美容室のコンテナ店舗があります。こちらの記事も併せて読んでみてください。

 記事:「オデン・ザ・ジャイアント」

記事:「ORANGE HOUSE」

皆生温泉でつながるスキムボードの世界:平田英彦さんと松本たつやさんが語る魅力と未来

突然ですが、スキムボードというスポーツをご存知ですか?今回は、皆生温泉でフラットランドスキムボードと共に歩み、世界的に有名なフラットスキムブランド「DB SKIMBOARDS(ディービースキムボード)」のライダーである平田英彦さんとアンバサダーの松本たつやさんに、フラットスキムボードの魅力や活動、そして皆生温泉との繋がりについて伺いました。

フラットスキムボードとは?

平田さんと松本さんが情熱を燃やしているフラットランドスキムボード。通常のスキムボードが波を利用してサーフィンのように楽しむのに対し、フラットランドスキムボードは波がない浅瀬や水たまりでトリックを決めるスタイルです。レールの上を滑り抜けたり、ボックスを飛び越えたり、まるで空中を舞っているような技も可能です。

フラットスキムボードとの出会い

平田さんがフラットスキムボードに出会ったのは、今から12年前のこと。友人に誘われ、軽い気持ちで始めたフラットスキムボードが人生を大きく変えました。初めてボードに乗った場所は、皆生温泉。それ以来、この地でスキムボードを続けてきました。

「皆生温泉は私にとって特別な場所。ここでスキムボードを始めて、今でも変わらず楽しんでいる。仲間たちと一緒にできることが嬉しいですね。」と、平田さんは語ります。

4年前、平田さんは松本たつやさんと出会いました。松本さんもまた、フラットスキムボードの魅力に取り憑かれた一人です。 「松本さんとの出会いは、フラットスキムボードの世界が広がりました。彼の思いや知識は、私にとっても大きな刺激となっています」と平田さんは述べています。

フラットスキムボードの魅力

「スキムボードの魅力は、その手軽さと自由さですね。海に行って何かスポーツを始めたいと思っている人には、スキムボードは最高の選択肢です。特に一人でも仲間とでも楽しめる点が良いですね。」と松本さんは語ります。

また、「国際的な繋がりもスキムボードの魅力。言葉が通じなくても、ボード一本あれば友達ができる。これは他のスポーツでも共通することではありますが、その繋がりが特に強いと感じます。」と平田さんは述べています。

「スキムボードはまだまだ知名度が低いスポーツで、そのため海外での大会にも挑戦しやすく、そこで得られる仲間との絆は非常に深いものがあります。台湾やフィリピンで行われた国際大会への出場経験もあり、その中で培った経験と友情は、大切な財産です。」と続けました。

 

皆生温泉との繋がり

皆生温泉は、平田さんにとってスキムボードの原点であり、今でも大切な場所です。「皆生温泉で始め、私にとって特別な意味があります。この場所での仲間たちと過ごす時間は、本当に貴重です。」と平田さんは語ります。

松本さんも皆生温泉の魅力を感じており、スキムボードの拠点として最適な場所だと感じています。「皆生温泉は、自然の中で楽しむには理想的な場所です。ぜひ、多くの人にこの素晴らしい場所でスキムボードを体験してほしいです。」と松本さんは語ります。

皆生温泉に関わるインタビュアーとして、私自身も地域の魅力とスキムボードの可能性を広めていけたらと思います。平田さんと松本さんの活動は、皆生温泉の魅力をより多くの人に伝える素晴らしい機会となっています。二人の熱い思いが、地域の活性化やスキムボードの普及に繋がっていくことを心から応援しています。

「スキムボードはまだまだ認知度が低く、競技人口も少ないですが、その分、挑戦しがいのあるスポーツです。ぜひ、皆生温泉でスキムボードを体験してみてください。」

平田さん、松本さん、ありがとうございました。

 

皆生温泉の魅力的な夏イベントが勢ぞろい!

特集:夕暮れと共に心ゆくまで皆生の夏を満喫しよう

皆生温泉の夏の楽しみ方を紹介する「カイケプレス」第26号が発行されました。夕暮れ時の美しい景色とともに、皆生の夏を心ゆくまで満喫できる情報が満載です。

イベント情報

『BEACH RESORT KAIKE』

期間: 7月6日~8月25日

『KAIKE 夜あそBEACH』

期間:7月27日~8月18日

『皆生温泉ミニ打ち上げ花火』

期間:7月27日~8月25日

温泉街のグルメ

皆生温泉街の美味しいグルメスポットも充実しています。新鮮な海の幸を使った料理や、地元の名物料理を堪能できます。各店舗の営業時間やおすすめメニューも詳しく紹介されています。

他にも夏を盛り上げるイベント開催中。バナナボートやビーチウォークガイドなど、アクティブに楽しみたい方から、ゆったりと過ごしたい方まで、幅広い層が楽しめる内容となっています。

人気なのが、バナナボート体験。青い海を背景に、大きなバナナボートに乗って爽快な風を感じながら、夏の思い出作りに最適です。また、ライフセーバーと一緒に歩くビーチウォークガイドでは、皆生ビーチの魅力を再発見できるかもしれません。

さらに、レンタサイクルを利用して、海岸線をゆっくりとサイクリングしたり、観光フィッシングで新鮮な魚を釣り上げたりすることもできます。

アクティビティを通じて、皆生温泉は、従来の温泉だけでなく、様々な楽しみ方ができる温泉街へと進化しています!

皆生温泉エリアを詳しく紹介するマップは、飲食店、スポットが一目でわかるようになっており、訪れる人にとって楽しい情報が満載です。

皆生の夏を満喫するための情報が詰まった「カイケプレス」第26号をぜひ手に取ってみてください。夕暮れ時の美しい景色とともに、心ゆくまで皆生の夏を楽しみましょう!

※「カイケプレス」は、米子市観光センターや各旅館・ホテルに設置してあります。

 

 

[オモウマいカイケ:vol.13]皆生温泉海遊ビーチ 海の家「AMO」

今回ご紹介するのは、暑い夏を盛り上げる皆生温泉海遊ビーチの海の家「AMO」。

「AMO」は、夏のビーチをさらに盛り上げるために誕生した、3社合同店。

「やきとり 葵屋」、「BAR MARIA」、そして「cafe off.」の3つのお店が参加しています。それぞれのお店が提供するグルメを楽しみながら、皆生温泉海遊ビーチの美しい景色と海の風を満喫できる場所となっています。

熱い思いで結成された3社合同の海の家

「AMO」は、「やきとり 葵屋」、「BAR MARIA」、そして「cafe off.」という3つの人気店がタッグを組んでオープンしました。それぞれの店が持つ特色と魅力が詰まったグルメを、海辺で楽しめます。

 

  • やきとり 葵屋:ジューシーな焼き鳥が自慢の葵屋は、ビーチの開放的な雰囲気の中で、香ばしい焼き鳥を提供。他にも大山どりを使ったメニューは、食欲をそそり、夏のビーチにぴったりのひと品。
  • BAR MARIA:カクテルやお酒を楽しみたい方にはBAR MARIAがおすすめ。ノンアルカクテルもあり豊富なドリンクメニューが揃っています。おしゃれなカクテルを片手に海を眺めながらリラックスした時間を過ごすのに最適!
  • cafe off.:カフェ好きにはcafe off.が提供するアサイーボウルが人気。夏にぴったりの冷たいデザートやフルーツを使ったメニュー。ビーチでのひとときを、ちょっとした贅沢なスイーツで♪

今回、海の家に出店するにあたって、クラウドファンディングにも挑戦され、多くの支援者の応援を受けて達成!!

地元の方や観光客からの支援により、地域全体を盛り上げる場として誕生したのです。このプロジェクトを通じて、皆生温泉海遊ビーチはさらに魅力的なスポットとなり、地域の活性化に貢献しています。

皆生海の家を盛り上げて米子全体の地方創生を図りたい!

「AMO」の誕生には、地域を盛り上げたいという熱い思いが込められています。3社合同の出店は、各店舗の個性と魅力を最大限に引き出し、訪れる人々にさまざまな体験を提供します。地元の味覚を楽しみながら、地域の魅力を再発見することができる「AMO」は、皆生温泉海遊ビーチに新たな風を吹き込んでくれています!

皆生温泉海遊ビーチにお越しの際は、ぜひ海の家「AMO」に立ち寄ってみてください。美味しいグルメと楽しいひとときが待っています!

住所 鳥取県米子市皆生温泉3丁目4 (皆生温泉海遊ビーチ)(MAP)
営業時間 7月27(土)~最終日の8月25日(日)
9:30~21:45 (ラストオーダーが21:15)
やきとり 葵屋 Instagram
BAR MARIA Instagram
cafe off. Instagram