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KAIKE PRESS

2023.08.10

KAIKE PRESS#16-特集:夏本番!!にぎわう皆生温泉の海のウラ!?
たくさんの人の想いと活動で
支えられている美しく、たのしい海

たくさんの人の想いと活動で支えられている美しく、たのしい海

  皆生温泉ならではの魅力と言えば、やはりまず思い浮かべるのは温泉・海・砂浜・松林・大山などの、自然の魅力ではないでしょうか?それもそのはず、長い皆生温泉開発の歴史は、100年以上も昔に海辺で沸く湯の発見にさかのぼり、海・砂浜は切っても切り離せない特色です。そして、その環境は絶え間なく人の手をかけて守られてきた歴史もあります。
昭和初期には、たたら製鉄が廃れると共に、上流から皆生の砂浜に流れ込む砂が減り、急激に海岸線が後退しはじめました。護岸工事も行われましたが数年で崩れ、浸食との闘いはその後40年近くも続きます。そして、沖に平行の離岸堤が造られると、やがてトンボロと呼ばれる砂州ができはじめ、ようやく砂浜の後退を食い止める手立てが見つかります。こうして人の手で守られてきた皆生の海岸。現代でも様々な取り組みにより、美しく楽しい砂浜は守られています。特に、海水浴がはじまる夏前には様々な清掃活動が行われます。

今年は、7月6日、裸足で歩ける砂浜を残そうという趣旨で、鳥取県内各所で開催されている『鳥取県ホンダ会』さんの、大がかりなビーチクリーン活動も皆生のビーチで行われました。ホンダグループ従業員・関係者の方々や皆生温泉の関係者など総勢約120名もの参加者が集まり、また、Hondaが開発して、全国のビーチクリーンを巡って活躍している『ビーチクリーナー』も登場。

砂に埋まったゴミはしっかりと掻き出しながらも、砂の中の生き物への影響が少ないように配慮されています。人の手と、素敵な理念で作られたビーチクリーナーで、しっかりときれいになりました。「この活動がはじまってしばらくはそんなに人数が集まらない時期も長かった。しかし、最近はSDGsの浸透など社会の動きも加 わ り 、ビーチクリーン活 動にも注目が集まるようになってきた。それに伴って、関係者もやる気がどんどん湧いてきている。今後もこうした活動はぜひ継続していきたい」と鳥取県ホンダ会の金口会長も語ります。

美しく、たのしい海・砂浜はたくさんの人が関わって、初めて守られ実現できています。これからも、何年も何百年も先の世代にまで、今以上に美しく、たのしいビーチを、皆生温泉を受け継いでいきたいですね。

【令和4年度皆生海岸清掃実施団体】多くの方の清掃活動で砂浜は守られています(^^♪
●海と日本プロジェクト(株)m&m
●ボランティア団体未来
●環境を考える企業懇話会
●小さな親切運動山陰本部
●皆生温泉エリア経営実行委員会
●(株)チャイルドフォース
●軽費老人ホーム福原荘
●鳥取県自動車整備振興会西部支部指定事業者
●皆生温泉旅館組合
●鳥取県トライアスロン協会
●フィリップモリスジャパン山陰営業部
●米子グレートサウスライオンズクラブ
●ビーチスポーツパーク
●福米西小学校
●福生西小学校
●米子ボーイズ
●福生中学校
●ワンプライム(株)
●個人
※米子市役所に届け出のあった活動を抜粋してご紹介しています。