SUPで松江城~米子城への横断試走を終えて。
9月8日(金)に、SUPで松江城から米子城までの試走について、米子市観光センターで報告会が開催されました。
この冒険に挑戦した遠藤翼さんの体験談を通じて、水上からの新たな視点で見た宍道湖・中海・美保湾の風景と、全国的にも珍しい水域について語られました。
松江城〜米子城の中海40km、10時間のSUP旅
SUP:水上からの新たな視点
SUPは、立ってパドルを使って水上を進みます。日常では、陸地から景色を眺め、名所や歴史的な地域を訪れますが、SUPはまさにその逆です。水面からの視点は、普段の陸上からは得られない景色や新しい視点で見渡すことができる貴重な機会です。
【遠藤さんの目線から見る宍道湖・中海・美保湾】
日常生活の中で、私たちは慣れ親しんだ目線から世界を観察しています。しかし、時折、その目線を変えることで、想像できない体験や新たな洞察が生まれることがあります。
今回の遠藤さんからの目線に変わることで生まれる体験について探求し、その重要性と豊かさについて考えさせられます。
水上から見る景色は陸上からは得られないものであり、自然と文化を一体化させる地域の観光資源を活用した新たな活動になり得るのかもしれません。
歴史と風景が共存する場所
SUPで遠藤さんは、宍道湖・中海・美保湾という貴重な水域を巡る旅に出発しました。このルートは堰に阻まれることなく進むことができ、古代から現代までの歴史的な遺産を感じることができる特別な場所です。SUPの上から見る松江城から米子城までの風景は、まるでタイムトラベルをしているような感覚を味わわせてくれましたと話してくださいました。
上の写真はたまたま通りかかり一部完成していた「松江ウォーターテラス」に寄り、水辺側からもSUPでおしゃべりにちょうど良い高さと奥行きで作られていることを感じた場面です。
両面から触れ合うことができる環境の取組を松江市では行っており、水辺との様々なコラボレーションを実施されていることを知る機会になりました。
遠藤翼さんのSUP試走を通じて水上からの新たな視点から、宍道湖、中海、美保湾の素晴らしさを際立たせました。地域観光資源の活用方法についての新しいアイデアを生み出し、水上からの旅行が新たな観光体験になる可能性もあると感じました。今回のSUP試走報告会を通じて、私たちは日常の視点を変え、新しい世界を発見する可能性を追求できることを教えてもらった報告会だったのではないでしょうか。
遠藤さんから最後に...
中海をSUPで巡るこの冒険は、堰や制約に阻まれずに進むことができ、古代から現代までのさまざまな歴史を直接肌で感じる機会となりました。このような水域は国内でも稀有な存在であり、SUP旅と報告会を通じて、この地域での新たなアクティビティや地域連携の促進を願っています。
日程のハイライト
9月7日(木)
08:00:県立プール跡地隣からSUPで出発。
09:00:カラコロ広場乗船場付近に到着し、200メートル陸送後、休憩。
12:00:松江大橋付近からSUPで出発。
14:00:中海大橋に到着。
9月8日(金)
05:30:中海大橋からSUPで出発。
08:00:弁天島を通過。
11:00:境港側の水路へ。
14:30:粟島神社を通過。
15:30:米子城跡の岸に到着。
今回の様子はYouTubeでご覧いただけます!下のリンクをクリックしてください。
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遠藤さん、「松江城〜米子城の中海40km、10時間のSUP旅」、大変お疲れさまでした。
遠藤さんの体験を通して、間接的な体験を味わうことで、新たな知見となりました。また、改めて、宍道湖、中海、美保湾は、観光資源としてのポテンシャルを秘めており地域の魅力を広める新たな源になるかもしれないと考える機会となりました。
本当にありがとうございました。