KAIKE PRESS#09特集
カイケエリアデザインスクールの実践イベント
「ワクワクかいけ」を振り返って(^^♪
スクールの取組みから見えてきた「場」のポテンシャル
皆生温泉の四条通りを中心とした一帯で11月3日、周遊型イベント「ワクワクかいけ」が開かれました。米子市観光センター、松林、そして四条通りの3つのエリアで、それぞれの場所に合ったさまざまな催しが行われ、訪れた地域住民や家族連れが、皆生温泉の新たな魅力に触れました。
観光センター前の広場も大道芸や音楽などで活かされ多くの人でにぎわった
この「ワクワクかいけ」は、皆生温泉のまちづくりに関わるプレーヤー(人)を増やす目的で開設された「カイケエリアデザインスクール」の、受講生の企画で開催されました。受講生は3班に分かれ、スクールの座学で学んだ事や、グループワークを通し、3つのエリアの盛り上がりや魅力を再発見するアイデアを出し合い、企画を練り上げてきました。そして、それを実験的に具現化する実践イベントとして、開催したのがこの「ワクワクかいけ」なのです。
観光センターではトライアスロンを模した遊び体験や、アート体験など特色あふれる催し
朝から好天に恵まれたこの日、会場を訪れた人たちは3つのエリアの特徴が活かされた企画を楽しみ、海岸沿いの遊歩道や温泉街にある店舗を巡っていました。
今現在は空き地となっているスペースを屋台や縁日で活用。四条通に人の流れが(^^♪
夜は四条通にライトアップも
「松林」に感じたさまざまな可能性
市観光センター近くの松林では、昔ながらの公園遊びの「ろくむし」や、たき火で焼いたマシュマロが味わえたり、松ぼっくりを使った宝探しゲームができたりと、スクールのメンバーが考えた企画を来場者は楽しんでいました。
松林を担当したグループは、松に囲まれた空間で癒される「松養」に着目していました。松林の歴史をひもとくと、第二次世界大戦中に傷病軍人の治療の場として活用していたという「共通点」が見つかり、メンバーの1人、小西正剛さん(45)は、松に囲まれた非日常空間のポテンシャルの高さを強調し「感じていた可能性の高さを確認できました」と充実した表情で話していました。
今回の「ワクワクかいけ」を通じ、スクール受講生には、今後も皆生に関わっていく様々な可能性が見えてきたようです。こうして生まれた新たに皆生温泉に関わってくれる人たちは、皆生温泉の街にとって本当に大きな財産です。今後の動きに期待したいですね。