KAIKE PRESS#09第二特集
みんなで思い描く、心地いい皆生の未来
『皆生温泉エリアデザインワークショップ』!!
世代を超えた意見で、まちを見直してみる!!
皆生温泉のにぎわい創出に、旅館、観光協会、デザイナー、金融機関などで構成する「皆生温泉エリア経営実行委員会」は、地元の人を巻き込んで「新しい皆生温泉」の姿を話し合うワークショップを進めています。
地域住民に要望やアイデアを出してもらうことで、まちづくりへの「関わりしろ」を認識してもらう狙いがあります。今年の夏から始まり、これまで2回のワークショップが開かれました。各ワークショップには10〜80歳代と、幅広い方々が参加しました。初回では、皆生温泉のメイン通り「四条通り」を中心にした地図に、参加者それぞれが皆生での思い出や、かつて存在した店舗、どのように遊んでいたかなどをかき込んでいきました。
模型を見ながら様々な意見が交わされた第2回目のワークショップ
カタチで見えるとさらに想い広がる!
2回目は10月4日に開催され、前回書き込みのあった地図をベースに、参加者が思い描いた将来の四条通りの「妄想地図」と、それを立体化した「妄想模型」を造ってさらに意見交換しました。
模型で作られた観光センター前の足湯は通りを人が眺めながらくつろぐスタイルに
地図や模型があることで、若い世代はかつての皆生温泉の姿を自分の記憶として落とし込むことができ、小さい時から温泉街に親しんでいる人は記憶を呼び起こすことができます。皆生温泉の新しい姿を想像することで、地域で行われているイベントや日常生活を皆生温泉にひも付けることができ、さらなるにぎわい創出につながる可能性が広がります。
模型を見ながら交わされた意見はさらに幅が広がっていった
実行委員会の伊坂会長は「まちづくりは、エリア経営実行委員会のメンバーの思いだけでは成り立ちません」と強調。「ワークショップを一つの器として、地域の方とのコミュニケーション、目指す在り様を共有する機会になりました」と手応えも感じています。「活気あふれる皆生温泉の具現化に向けて、ワークショップを通して皆生温泉の青写真を形作っていきます」と力を込めました。