【インタービュー】皆生の海辺で出合う「Theo Coffee」の特別な一杯!原田裕次さん
【インタビュー】皆生の海辺で出合う「Theo Coffee」の特別な一杯!原田裕次さん
現在、皆生温泉海遊ビーチの海の家で出店されている、「Theo Coffee」の原田裕次さんにインタビュー。
原田さんは皆生温泉に住み、その一角で珈琲豆の焙煎をしています。今回は焙煎をされているところやコーヒーの魅力について伺ってきました。
焙煎という終わりなき探求
原田さんがコーヒーの焙煎に出会ったのは10年前。火を入れ、豆の色や香りが変わっていくその“生きた変化”に魅了され、今もなお焙煎を探求し続けています。
「コーヒーって、火を入れるたびに表情が変わるんですよ。湿度や気温、気圧…すべてが味に影響する。だからこそ面白いんです」
全国のロースターたちとSNSを通じて日々情報交換をしながら、“今日の一杯”に向き合う姿は、まさに職人そのもの。自然と会話するように、焙煎と向き合い続けています。
季節ごとに変わる味の表現
「コーヒーの夏は冬」とも言われるように、暑い時期は消費が落ち込む傾向が。でも「Theo Coffee」では、そんな夏だからこその楽しみ方を提案しています。
「アイスコーヒーにすると、また違う表情が出るんです。温度で味の感じ方も変わるから面白い」
抽出方法までこだわり抜いたアイスコーヒーや、暑い日にぴったりのコーヒーゼリーも人気。香りと味わいを、夏らしく、軽やかに楽しめます。
一杯に驚きと感動を
「Theo Coffee」で提供されるのは、スペシャルティと呼ばれる高品質な豆を使用した、まさに“特別な一杯”。
なかでも今回私が飲んだエチオピア産の豆は、エチオピアの中でも高価な部類に入る一部のロットで、まるで紅茶を思わせる華やかな香りとフルーティーな後味が印象的でした(※同じエチオピア産でも、すべてがこの味わいというわけではありません)。
「コーヒーって苦い飲み物って思われがちですが、本当は香りも味わいも、とても奥深いんです」と原田さん。
実際に試飲してみると、口に含んだ瞬間、これまでの“コーヒー”というイメージが一変。苦味は控えめで、まるで果実をかじったようなみずみずしさが広がり、思わず「これがコーヒー!?」と驚いてしまうほど。
こちらは、一杯1000円と聞くと少し高く感じるかもしれませんが、その一口で、価格以上の価値があることを実感します。実際に飲まれた方からも「コーヒーの印象が変わった」「こんな味がするなんて知らなかった」と、感動の声が次々と届いているそうです。
地域の日常に寄り添う一杯を
「松江にはお茶の文化があるように、米子にも“たしなむ”ようにコーヒーを楽しむ文化を育てたい」と話す原田さん。誰かのその瞬間を少しだけやさしく、豊かにする・・・そんな一杯を目指しています。
「特別じゃなくていいんです。おいしいコーヒーが日常にあれば、それだけで心がちょっと軽くなる」
皆生温泉で過ごすひとときが、少しだけ深く、やさしくなる。海辺に香る「Theo Coffee」の一杯が、そんな日常の風景をつくってくれています。
夏の皆生温泉で、コーヒーという贅沢を。
現在、「Theo Coffee」は皆生温泉海遊ビーチの海の家で出店中!原田さんが丁寧に抽出したスペシャルティコーヒーを、海風を感じながらぜひ味わってみてください。
白砂のビーチ、きらめく太陽、潮の香り——
そして、香り高い一杯のコーヒー。
この夏、皆生温泉でしか出会えない時間がここにあります。
【Theo coffee】