小さな本棚から、まちが動き出す。 「カイケノマド」再始動の作戦会議!
米子市観光センターの一角にある、小さな本棚。
それが「カイケノマド」です。
本棚のオーナーがそれぞれ好きな本を持ち寄り、
訪れた人が自由に本を手に取れる場所。
図書館でもなく、カフェでもない。
でも、本をきっかけに人が出会う場所です。
そんなカイケノマドのこれからを考えるため、
本棚オーナーの皆さんと一緒に作戦会議を行いました。
そこで見えてきたのは、
この場所の可能性と、これからのアイデア。
そして何より、
「もう一度、この場所を面白くしよう」
そんな空気でした。
実は、まだ知られていない場所
話し合いの中でまず出てきたのは、カイケノマドの現状についてでした。
「まだまだ知られていないよね」
観光センターの中にあるため、存在自体に気づいていない人も多いそうです。
さらに、
・入っていいのか分からない
・いつ開いているのか分からない
・どんな人が関わっているのか見えない
そんな声もありました。
あるオーナーは、こんな話をしてくれました。
わかりやすく案内できる看板を設置できないのか?
観光センターの出入り口やバスの待合所などに。
飲食店の入口にある赤いマット。
あれがあるだけで、人は「ここから入る場所だ」と自然に感じるそうだよと。
つまりカイケノマドにも、
「ここに入っていいんだよ」
と伝わるサインや仕掛けが必要なのかもしれません。
本棚はある。でも、人が来る理由は?
カイケノマドは本棚のある場所ですが、実際の使い方は人それぞれです。
本を借りる人もいれば、勉強しに来る中高生もいます。
ただ、話し合いの中ではこんな意見も出ました。
「人が来る理由があるといいよね」
例えば、
・音楽
・交流会
・小さなイベント
・ワークショップ
そんなアイデアです。
「ギター弾いてる人がいたら、人って寄ってきますよね」
という声もありました。
町のどこかで音楽が鳴っていたら、つい足を止めてしまう。
カイケノマドも、そんな場所になるかもしれません。
新しいアイデア「月替わり館長」
今回の作戦会議で、ひとつ面白いアイデアが生まれました。
それが
「月替わり館長」
という仕組みです。
本棚オーナーの中から毎月ひとりが「館長」を担当。
館長は、
・本のセレクト
・本棚のレイアウト
・交流会
・小さなイベント
などを自由に考えます。
さらに、
館長には月1万円の本の購入予算
という案も。
「今月の館長おすすめ本」
そんな棚ができたら、カイケノマドの本棚はどんどん変化していきそうです。
本だけじゃない場所へ
会議では、ワークショップのアイデアも出ました。
例えば、
・シールづくり
・レジン作品
・クラフト体験
海で拾った貝をレジンに入れて作品を作るのも面白そうです。
本を読む場所から、
つくる場所へ。
そんな可能性も見えてきました。
オーナーが楽しむ場所は、面白くなる
話し合いの中で印象的だったのは、こんな言葉でした。
「まずはオーナーが楽しむこと」
本の話をする。
好きなものを紹介する。
イベントを企画してみる。
そんな時間が増えるほど、この場所は面白くなるはずです。
そして、楽しそうな場所には、自然と人が集まります。
小さな本棚から、まちの居場所へ
カイケノマドはまだ小さな場所です。
でも、
本が好きな人
ふらっと立ち寄る人
誰かと話したい人
そんな人たちが、自然に集まる場所になるかもしれません。
今回の作戦会議は、その未来を考える時間でした。
小さな本棚から、どんな景色が生まれるのか。
カイケノマドは、これから少しずつ動き出します。
おわりに:本棚は、実は「人の棚」なのかもしれない
カイケノマドには、たくさんの本があります。
でも、並んでいるのはただの本ではありません。
その本を選んだ“人”がいます。
ある人は小説を並べ、
ある人は歴史の本を置き、
ある人は子どもの絵本を置く。
本棚を見ていると、
その人の好きなものや
興味のあることが、少しずつ見えてきます。
つまりカイケノマドは、
本の棚でありながら、人の棚でもある。
そんな場所なのかもしれません。
だからこそ、ここに来ると
「この本、好きなんですか?」
「それ面白いですよね」
そんな会話が自然に生まれます。
本があることで、
人と人の距離が少し近くなる。
カイケノマドは、そんな小さな場所です。
これから、月替わり館長やイベントなど、新しい試みが少しずつ始まるかもしれません。
そのとき本棚には、また新しい本が並びます。
そしてその本の向こうには、また新しい人がいる。
小さな本棚から、どんな出会いが生まれるのか。
カイケノマドは、これから少しずつ変わっていきます。