「資源を活かす」視点
2021年8月、皆生温泉エリアの魅力を高めるため、民間も行政も連携した組織「皆生温泉エリア経営実行委員会」が設立されました。皆生温泉「エリア」全体を「経営」的な視点で考える。そんな想いのこもった名前です。
まちづくりの分野では、実は10年以上前から「地域を経営する」という言葉が使われています。持続的に地域が発展するためには、伝統産業、自然資源、景観、歴史、生活文化など地域固有の資源を再評価し、向上させていかなくてはならない。
そんな「資源を活かす」視点で皆生温泉街を見つめ直し、未来へ投資していくことが「エリア経営実行委員会」の役割です。
まちの巨大模型を囲んで開催したワークショップ
「居場所」をつくる
8月の設立から、毎月会議を重ねてきた実行委員会。歩いて楽しいまちにするべく、道路と建物の関係を考えたり、まちなかの空き地の情報を集めたり、駐車場のあり方を考えたり。
大事にしているのは、観光客だけでなく、地元の人にとっても、子どもにとっても、障がいのある人にとっても、居心地の良い「居場所」であること。散歩をしても良いし、一人で夕日を眺めても良い。道端であいさつが交わされ、ばったりと知り合いに出会い、店先で立ち話をする。
多様な人がそれぞれ居場所を見つけ、なんだか元気になる。さらには、皆生を歩いた少年が「将来こんな人になりたい!」と夢を持つような場所になる。そんなまちに皆生が変わる。
KAIKE PRESSは、皆生温泉のこれからを伝えるメディアとして、皆生の動き・変化を定期的にお届けしていきます。
エリア経営実行委員会の主催で、皆生のこれからを自由に意見交換するワークショップも
開催されました。全3回の開催でのべ150名以上が参加し、「屋台村があると良いね」や「テトラポッドのオブジェをつくったらインスタ映えしそう」など様々なアイデアが出てきました。皆生のまちについて意見を交わすワークショップはこれからも継続して開催される
予定。次回の日時などは、KAIKE PRESSでもご案内します