KAIKE PRESS#21-特集:「ぐるぐる」が止まらない
キッズストリート、トーク、まち歩き…
皆生温泉はこれからも〈うごく〉!!
皆生温泉をもっともっと楽しく、ぐるぐると動かしていく。
皆生をもっともっと楽しい場所にしていくために、あまり有効に使われていないスペースを有効活用しながら、ちょっと未来の皆生の日常を実証実験している「ぐるぐるかいけ」。
11月25日(土)の今回は、皆生温泉街のメインストリートである四条通りを、子供たちの遊び場・体験の場に変身させる『ぐるぐるかいけキッズストリート』として開催しました。この取り組みは、「子ども達が安心して楽しめる歩行者空間や滞留空間であれば、ユニバーサルで誰もが楽しみやすい通りや空間が実現できるのでは?」という仮説の基、そんなまちの実現可能性を探り、課題を洗い出し、よりよいまちづくりにつなげる実験としました。また、地域の子ども達が豊かな体験ができる皆生温泉であれば、将来働きたくなる場所であったり、暮らし続けたくなる場所でもあり続けられるだろう…という想いも込めています。
キッズストリートではまず、四条通の路上の一部に交通規制をかけて歩行者天国化。子ども達が自ら工夫を凝らした商品を屋台に並べた「キッズマーケット」を開催しました。大人たちのフード出店やドリンク出店と並んで楽しい空間を演出しました。中には、形ある商品だけでなく「体験」を販売する子ども屋台も登場し、お客さんに楽しんでもらえる工夫を学ぶいい機会にもなったようです。
また、四条通の一角で大切に守られ続けている松林も開放され、もっともっと有効活用していく手法を実験しました。海辺に位置する皆生温泉の特色である松林を、これからも、大切にしつづけるための取組です。ひろびろと、木漏れ日のここちいい松林の環境を活かし、音楽を奏でたり、松ぼっくりで工作を楽しんだり、環境を活かした様々な試みを行いました。さらに、開放された松林の出入り口には、これまで充分に活用できていなかった道路脇の植樹帯を利用したベンチも設置。たくんの方々が腰かけておしゃべりを楽しんだり、飲食を楽しんだり、松林と道路空間のつながりが生まれ、新しい四条通の楽しい姿が垣間見えました。
この他にも、歩行者天国には各所にくつろげる簡易ベンチを設置したり、遊べる空間を演出したり、様々な工夫を実験しました。これにより、周辺のお店のお客様もいつもよりも増えたようです。
今はまだ「実験」としてのまちの姿。でも少しづつ、みんなが心地いいまちの姿は、見えてきているのではないでしょうか?その姿を「日常」にしていくため、皆生に暮らすみなさま、こんなまちづくりに興味のあるみなさま、もっともっと遊びたいみなさま、ぜひぜひカイケラボの様々な活動に関わってみてください!!