【地域を未来へ】株式会社OMOI 川村諒志代表インタビュー:皆生温泉の新たな可能性を拓く
「想いをカタチに、地域を未来へ。」
この力強いコンセプトを掲げ、鳥取県を拠点に地域活性化を牽引する株式会社OMOIの代表取締役、川村諒志氏。名古屋市出身、関西大学卒業後、地域活性化コンサルタントとして活躍してきた経歴の持ち主。スイーツのブランディングを得意とし、数々の地域を元気にしてきた株式会社OMOIは、1年に少なくとも1事業は新規でローカルコンテンツを生み出すという驚異的なスピードで地域に新たな息を吹き込んでいます。そんな川村代表が、なぜ縁もゆかりもない鳥取県に拠点を移し、地域活性化の旗を振るうのでしょうか?そして、皆生温泉にどのような未来を描いているのでしょうか?
2025年3月1日、皆生温泉にオープンした新たな店舗『湯ノ塩』に込められた想い、そして川村代表が描く皆生温泉の未来、その根底にある豊かな自然への熱い想いについてお話を伺いました。
なぜ、鳥取県で起業?人口最少県に秘めたる可能性
――川村代表が鳥取県で起業されたきっかけは何だったのでしょうか?
川村代表: 一番大きな理由は、「人口が一番少ない県」だったからです。課題先進都市とも言われる日本において、最も人口が少ない鳥取県だからこそ、挑戦しがいがあると感じました。加えて、私自身、子どもの頃から自然に触れ合う環境で育ち、自然そのものが本当に好きなんです。 地域で働くこと、暮らすことの魅力を発信し、日本の豊かな地方で、豊かに暮らす若者が積極的に選択していく社会を創りたい。豊かな自然の中で、人が生き生きと暮らす社会を実現したいという強い想いがあり、自然豊かな鳥取県を選びました。
――地域活性化コンサルタントとしてのご経験が、今の事業にどのように活かされていますか?
川村代表: 以前から地域活性化に関わる仕事がしたいと考えており、大阪のコンサルティング会社では食品系を担当していました。鳥取県で最初に手掛けた『Totto PURIN』も、その経験があったからこそ、多くの方に喜んでもらえる商品になったのだと思います。「想いをカタチにする」というコンセプトのもと、地域の素材や魅力を最大限に引き出す商品開発を心掛けています。コンサルタント時代に培った、地域の魅力を発見し、それを形にする力は、今の私の活動の大きな糧となっています。
皆生温泉への想い:海と温泉街が織りなす新たな魅力
――2025年3月1日にオープンされた『湯ノ塩』について教えてください。なぜ皆生温泉を選ばれたのでしょうか?
川村代表: 皆生温泉は、鳥取県内でも特に観光地として盛り上げようという意識が高く、街づくりの取り組みが進んでいると感じていました。私自身も地域活性化に強い関心があり、地元の関係者の方々とのご縁を大切にしながら、今回の出店に至りました。何よりも、皆生温泉の海と温泉街が隣接する最高なロケーションに強く惹かれました。自然の恵みを身近に感じられるこの場所で、何か面白いことができるのではないかと直感したんです。
地域課題を「チャンス」に変える:皆生ならではの商品開発
――皆生温泉の地域資源を活かした具体的な取り組みについて教えてください。
川村代表: 皆生温泉の美しい海という地域資源を活かした新商品づくりに力を入れています。皆生の海から海水を採取し、手間ひまかけて丁寧に塩を精製しました。その塩を使って開発した『塩カリどら』は、おかげさまで観光客の方々だけでなく、地元の方々にも大変ご好評いただいています。
香ばしい生地と絶妙な塩加減の餡が織りなす味わいは、まさに皆生温泉ならでは。地域の恵みを活かしたこのひと品が、訪れた方の記憶に残り、またここに戻ってきたいと思ってもらえるような商品になればと願っています。
ただ“モノ”をつくるのではなく、「記憶に残る商品や体験を提供する」ことを大切にしています。この塩づくりを通して、改めて皆生温泉の豊かな自然と、それを生かす力に気づかされました。今後も地域の魅力を再発見し、それを形にしていく取り組みを続けていきたいと思います。
皆生温泉への「妄想」:海と温泉街が日常を飛び越える
――川村代表が思い描く、皆生温泉ならではの妄想?未来像はありますか?
川村代表: 皆生温泉は、海と温泉街が非常に近いという特別な場所です。この特徴を最大限に活かし、水着姿や浴衣姿で気軽に街を行き交うことが普通になるような環境を作り出せれば、他の温泉地にはない、本当に面白い魅力が生まれると考えています。これは私の「妄想」であり、「想像」であり、「創造」です。そんな光景が日常になれば、皆生温泉はもっと自由で、もっと楽しい場所になるのではないでしょうか。
――それは思ってもいなかった発想です!皆生温泉街がそんな場所になるには、どんなことをしていけばいいと思いますか?
川村代表: 地域活性化において、特に重要だと考えているのは、景観の統一です。景観が整った非日常を提供できる場所は強い。街歩きが楽しい地域へと進化させたいです。地域の人が気軽に交流し、多様な価値観が集まる場所になることが、皆生温泉ひいては鳥取県全体の活性化に繋がると思います。美しい景観は、豊かな自然があってこそ実現できるものだと考えています。
未来への展望:山陰地方全体の活性化を目指して
――皆生温泉を拠点に、今後どのような展開を考えていらっしゃいますか?
川村代表:将来的には鳥取県全域から岡山県北部まで店舗展開を広げ、新しいモノづくりや賑わいの創出、若者が活躍できる社会を目指します。山陰地方全体の活性化に貢献するため、地域特色を活かした商品開発や地産地消をさらに推進していきたいと思います。
自然を活かしたまちづくり:川村さんの夢
――最後に、川村代表の今後の夢について教えてください。
川村代表: 私の夢は「美しい川がある村を作ること」です。名前のとおりです(笑)自然の豊かさを次世代に繋いでいきたい。自然の豊かさを感じられる場所で暮らしたいという想いがあり、皆生温泉の自然や立地条件は本当に素晴らしいと感じています。この豊かな自然を活かしながら、皆生温泉をさらに魅力的な場所へと発展させていきたいです。
――本日は貴重なお話、ありがとうございました。川村代表のオモイが、皆生温泉そして山陰地方に新たな活力を与えてくれると確信しました。
川村代表: こちらこそ、ありがとうございました。皆生温泉エリアとの新たな取り組みやコラボレーションを通じて、地域の皆様と共に、誰も見たことのない未来を創っていきたいと思っています。
【編集後記】
今回のインタビューを通して、川村代表の地域活性化に対する並々ならぬ思いと、それを具体的な事業として形にしていく実行力に圧倒されました。その情熱の根源には、豊かな自然のポテンシャルと、自然と共に生きる社会への強い願いがあることを感じました。 1年に少なくとも1つの新しい事業を生み出すというスピード感と、常に地域全体を見据えた視線は、まさに地域活性化のフロントランナーと言えるでしょう。「水着や浴衣で気軽に街を歩く」という「妄想」が、川村代表の手によってどのように現実へと変わっていくのか、その挑戦をこれからも追い続けたいと思います。皆生温泉、そして山陰地方の未来が、ますます楽しみになるインタビューでした。
湯ノ塩の情報
場所 | 鳥取県米子市皆生温泉4丁目25-21 |
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営業時間 | 10時~17時 |
定休日 | 水・木曜日 |
情報 |