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KAIKE PRESS

2022.05.19

KAIKE PRESS ♯03 特集
「海に開く皆生温泉」を目指して。
旅館・ホテルのファサードが変わっていく、外観からのアプローチ

〝壁〃を超える魅力的な外観

 

皆生温泉エリアで情緒ある景観や統一感の創出を目的に、宿泊施設の壁面や塀などの美観向上につなげる「旅館ファサード整備支援補助事業」が昨年度からスタート。宿泊客と地域住民を隔てる〝壁〃を取り払い、憩いの場としての活用も期待されています。

 

皆生温泉エリア経営実行委貞会の事業で、指定するアドバイザーの監修を条件に工事費の4分の3(上限200万円)を補助します。

 

一般的にファサードとは建築物を正面から見た外観を示す語句で、フランス語の「facade」に由来します。偶然通りかかった人が建物を見た時に「素敵」「中に入ってみたい」と思ってもらう狙いもあります。

 

ファサードは少なからず地域に影響を与えるものなので、植栽を含めて周辺環境との調和も必要になってきます。

 

▲湯喜望白扇▲遊歩道に休める場所が少なかったことから十数人が座れる場所を整備。日没後にライトアップしています。

 
 

昨年度は皆生グランドホテル天水、皆生シーサイドホテル海の四季、場喜望白扇で工事が完了しました。「海に開く皆生温泉」をテーマに、3旅館は施設の一部を開放しています。

 

皆生海岸に面した部分の垣根をなくしたり、壁の一部を改装したりして、遊歩道を散歩する人が気軽に立ち寄って自由に使ってもらえるように、ベンチやウッドデッキを新たに設置しました。

 

将来はキッチンカーの出店や音楽イベント開催などを視野に入れています。

 

▲皆生シーサイドホテル海の四季▲屋外用チェアを設置しました。活用策としてコーヒーのテイクアウトなどを検討中です。

 
 

利用のきっかけへ繋がるスペースに

 

実行委貞会の伊坂明会長は「垣根を取り払い、敷地の中にべンチを設置した。腰掛けて海に沈む夕陽を見てもらうこともできるようになった」と手応えを感じています。「旅館単体で動いていたが、共有スペースができたことで一体感が今まで以上に出るようになった」と強調し、宿泊客中心だった旅館の利用が地域住民にも広がっていくことを期待しています。

 

▲皆生グランドホテル天水▲垣根の一部を改装して、散歩する人にくつろいでもらえるようにベンチを設置しました。

 
 

旅館ファサード整備支援補助事業は、本年度は2件の採択を予定しています。