2025年度カイケラボ活動まとめvol.2_関わりが少しずつひろがる場所へ
前回の記事では、
今年度のカイケラボの取り組みを、
場の実践を中心に振り返りました。
ただ、その周りでは、もう少し静かに、
でも確実に動いていたことがあります。
皆生という場所に、「少し関わってみる」
人たちが、少しずつ増えてきたことです。
そのひとつが、「カイケノマド」の取り組みです。
皆生に滞在しながら、
この場所との関わり方を探る人たち。
まちを歩いたり、人と出会ったり、
ここで何かできないかを考えたり。
カイケノマドは、
本をきっかけに人と場所がゆるやかにつながる場として、
昨年オープンし、1年が経ちました。
本棚のオーナーになる人がいたり、
ふらっと立ち寄る人がいたり、
その場で会話が生まれたり。
小さなことですが、
「ここにいていい理由」が少しずつ増えてきているように感じます。
一方で、課題も見えてきました。
関わりたいと思っても、
その次の一歩につながる仕組みが、まだ十分ではないこと。
関係が続いていくための導線や受け皿を、
整えていくための作戦カイギもスタートしました。
もちろん堅苦しくなく「何かもっと楽しいことできないかな?」
と、やりたいことを話していく場です。
また、現在、カイケノマドでは、本棚のオーナーとして
関わっていただける方も引き続き募集しています。
この場所をきっかけに、皆生との関わりが少しずつ
広がっていくことを期待しています。

また、中学生との総合学習の中で取り組んだ、
ショート動画プロジェクトも印象的な出来事でした。
自分たちの視点で皆生を見つめ、それを映像として表現する。
大人が用意したストーリーではなく、
それぞれが感じた風景が、そのまま言葉や映像になっていく。
その過程そのものが、
この場所の価値を改めて問い直す時間になっていました。

さらに、「ぺちゃくちゃかいけ」のような場も、
少しずつ重ねてきました。
立場や肩書きを越えて、まちのことを自由に話す時間。
結論を出すためではなく、
考えや違和感をそのまま持ち寄る場として、
ゆるやかなつながりが生まれています。

こうした動きは、
ひとつひとつを見ると小さなものかもしれません。
けれど、
滞在する人がいて、
学ぶ人がいて、
語り合う場がある。
そうした関係が重なっていくことで、
皆生という場所のあり方が、
少しずつ変わりはじめています。
カイケラボのこれからは、
こうした動きを無理にまとめるのではなく、
それぞれが自然につながっていくような、
「関係の土台」を整えていっていきます。
こうした取り組みは確かに、
少しずつ何かが育ちはじめています。
その変化を、これからも丁寧に見ていきたいと思います。
